Diario di SARUMI

主に旅行記です。
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【11日目】 フィレンツェ リチャード・ジノリのアウトレット

2005-04-22 | オーストリア&イタリア旅行(2005)

飲んだわりには深い眠りにつけず、何時間か置きに目覚めては寝る。結局8時前に起きて朝風呂に入り、ちゃちゃっと洗濯もしてしまう。身支度を整えて9時半頃に朝食。コルネットは3つも食べた。ここは珍しくカプチーノがある。あとブラッドオレンジジュースも忘れずに飲んでおく。しっかし甘い!!昨年飲んだときは美味しかったのに…。
10時に部屋に戻り荷造り。もう1泊するのだけど、昨日買ったカバンをスーツケースに入れてたほうがいいかと思って…。最後にもう一度カバンを見ておく。これかなりお気に入りやわ~。 11時にホテルを出る。レセプションの人に、今日のショーペロの時間を聞くと16:30~21:00と教えてもらえた。駅前のバス乗り場へ行ったが、今日行くリチャード・ジノリのアウトレットへの地図(ネットで調べてプリントアウトしたもの)を部屋に忘れたことに気付き、ホテルへ取りに戻った。
さて、バスの切符売り場はショーペロのせいか閉まっていた。近くの売店で、駅のタバッキで切符を買えることを教えてもらい2枚購入。28Aのバスはすぐ来たので、運転手さんに行き先(ジノリのアウトレット)を伝えるが、何故か「No」と。路線図に「Viale Pratese(ジノリのアウトレット近くの停留所)」って書いてるのに?このジノリのアウトレット、どのガイドブックにも、「フィレンツェ郊外にあります」程度にしか書かれてなく、ちょっと詳しいものでも、「列車でセスト・フィオレンティーノ駅まで行き、そこから徒歩10分」としか書かれてない。なので、私はとあるサイトで、実際に行った事がある人に行き方を教えてもらっていた。このバスに間違いはないはずである。結局、このバスでは運転手さんに「降りろ!!」と言われ、数メートル進んだだけですぐにドアを開けられ降ろされてしまう。他のバスとなると検討もつかないんだけど…。
どうしようもない(バスの切符売り場が閉まってたので、ルートマップなるものが手に入らない)ので、もう一度28Aのバスに乗ることにした。待つこと約20分でバス到着。今度も乗ってすぐに運転手さんに「ジノリのアウトレットに行きたいのですが…。Viale Pratese…」と勢いよく言い、地図を見せてひたすら「ジノリのアウトレット」と言う。するとまたもや「No」と。「29か30番のバス(←聞き違いでなければ)」と言われる。違うのなら降ろしてくれるだろうと思ったけど甘かった。バスは何もなかったかのように発車。いったい私は何処に向かってんの?「降ろしてくれ~!!」とおもっきし日本語で訴える すると背後から「ジノリのアウトレットですか?」と日本語が。お~、日本人の助っ人登場。私がネットで調べて、このバスで間違いないと思うということを伝えると、彼は運転手さんに聞きに行ってくれた。ちなみにMさんというのだが、彼はフィレンツェ在住の方。ジノリのアウトレットには行った事がないらしいのと、今日は、日本でイタリア語を教えてくれてた人のお母さんにお昼に招待されたとかで、この路線のバスに乗るのも初めてだから、詳しくは分からないらしい。けど、運転手さんとの話で「セスト(フィオレンティーノ市)までは行くから、近くで降ろしてもらうように言うね」と。で、その間も、セストに住んでいるという友達何人かに携帯で連絡をしてくれる。しかし、皆仕事中で連絡がつかなかった。結局、地図に出ている、Viale Prateseの手前にある、Via A. Gramsciは通過するとのことで、そこで降ろしてもらうことに。しかし、このVia A. Gramsciというのも、1本道ではあるが、日本で言う○△1丁目、○△2丁目みたいな感じで、たくさんのバス停があるらしいので(つまりはひたすらこの通りが長~く続いてるらしい)、地図で現在地を探す事は不可能らしい。まあ、長いけど一本道だからなんとかなるかな?で、運転手さんに教えられたところで下車(実際には、運転手さんが教えてくれたところから1つ先、というのも、教えられてもすぐに降りれなかったので…。)。Mさんに「片言のイタリア語喋れるんだったら、聞きまくって」と、励まされた。降りた場所はどっちにしろ、Via A. Gramsciの停留所である。近くを通ったおばさんに道を聞きかけたが断られる。ここ、かなり郊外で通行人が殆どいないねんけど…。メッチャ不安やわ~。次に通った男性に聞くと「あそこで聞いたら?」と言われる。あそことは、どうもホームセンターっぽいお店。仕方なくお店に入ると、すぐ手前がクリーニング屋さん。ここでジノリのアウトレットまでを聞くと、親切に地図を店の裏から持ってきて調べてくれた。自分のネットの地図とも照らし合わせながら説明を受ける。「歩いて行くの?」と言われたので、「はい」と答えると、ここから約5㎞はあるから、バスで行きなさいと言われる。で、どのバスに乗ったらいいかを聞くと「28A」というので、一瞬耳を疑う。これ、乗ってきたバスやんかっ!!彼女には「バスで行きます」と言って別れたけど、私は歩くつもり。というのも、もう時間が13時前で、アウトレットの午前の閉店時間である13時にどうあがいても間に合わなくて、午後の15時開店まで時間を潰さないといけないから。それに、切符は帰りの分しか持ってないしね。バスで買えるか分からんし…。5㎞なら1時間くらいあれば余裕やろね。道に迷ったとしても2時間もあれば着くだろうし…。
で、歩く準備として、スーパーでお水を調達。ついでにテイクアウトできそうな食べ物も探すが、これと言って食べたいのがなかったので買わず。スーパーを出た後は、郵便局へ。昨日書いたハガキを窓口に出す。書いたハガキのうち2枚は、昨年買った切手の残りだったのだが、どうも値上がったみたいで、追加料金を取られた。
気を取り直して、いざジノリのアウトレットへ。幸い、このVia A. Gramsciは大きい通りでほぼ一直線の道。歩いていくとひたすらVia A. Gramsci、メッチャ長い通りやなー。途中、道が分かれてたので、とりあえず片方に行ってみたが、次のバスの停留所が「28B」になってたので間違い。すぐ引き返し、もう一つの道へ行く。結局、このVia A. Gramsciを抜けて次の停留所がViale Prateseである。地図ではその境目を左に曲がるとジノリのアウトレットがあるらしい。確かに左に曲がる道はViale G. Cesareとなっており、地図と合致。1時間少々で到着。しかし、まだ午後の開店時間まで1時間弱。帰りのバスの停留所に腰掛けて待つ。しかし、バスが来るたびに、乗車するのかと間違えられるので、いちいち立たないといけないのだが、それが面倒になって、あたりをブラブラすることに。さっき曲がった道まで戻り、Viale Prateseを少し進んでみると、ジノリの博物館があった。しかし、ここも今はシエスタ中かな?人気がなかったので…。
15時ちょうどに店に入る。もっと広いのかと思ったけど、1フロアで、食器がたくさん並んである。しかし、どれもメチャ安である。ショーペロまでにフィレンツェに戻らないとダメなので、30分ほどで買い物をする。直径約25㎝、深さ7~8㎝くらいの大きなサラダボウル(10ユーロ)と、楕円型の大皿で大きさは長いほうが30㎝くらいの(25ユーロ)を購入。最初から持って帰る気はなかったので、送ってくださいとお願いしたが、送料が270ユーロもかかるらしいので(英語で言われたから、聞き間違ったかと思い、イタリア語で確認した(笑))、お店の人に「箱から出してあげるから持って帰りなさい」と言われる。一応、こういうこともあるかも?と荷造り用にプチプチは持ってきたので、何とかなるかな。他にも普通なら1客1万円は下らないだろうコーヒーカップが10ユーロくらいで売られていたりで、ホント買い占めたいくらいだった。私の他にもお客さんが何人か居たけど、みんな車で来て、大量に買って帰っていた。
お店を出るとすぐのところに帰りのバス停があり、10分と待たないうちにバスが来て、ショーペロに引っかかることなくS.M.ノヴェッラ駅まで辿り着く。しかし、この道のり凄かったな~。運転手さんに聞かずに、ネットで教えてくれた人のいう事を信じて行動すれば、こういうことにならなかったのに…。帰りのバス停の場所も合ってたしー。
ホテルに帰り、さっそく買ったお皿の梱包開始。今回はアホほどプチプチを持ってきたお陰で、多分割れないだろうというくらいに包み込めた。
17時頃になり、駅に明日のミラノまでの切符を買いに行く。第一希望の10:14発のESは1等車しか残ってなかったので、9:14発の2等車にする。
またホテルに戻り、行きのバスでお世話になったMさんが「今夜よかったら、一緒にお食事しませんか?」と言って、携帯の電話番号を教えてくれていたので、まずはお礼をと思い電話をする。無事、ジノリのアウトレットに行けた事を伝え話をしてると「食事する場所を考えておきますね」と言ってくれた。食事は20時頃からしましょうってことで、19:30には私の携帯に電話をくれる事になる。まだ時間があるので、駅近くのベネトンにウインドウショッピング。あまり大きなお店ではなかったので、これまた買わず。しかし、気になるブラウスが…。
再びホテルに戻ってゆっくりしていると、19時過ぎにMさんから電話が。サンタ・マリア・ノヴェッラ教会前で20時待ち合わせとなり、私はブラブラ街歩きするため、すぐにホテルを出た。あまり遠くに行く時間もないのでドゥオーモ辺りに行く。近くにジノリの正規のお店前を通る。もうお店は閉まってたが、ウインドウに日本語で「店内アウトレット」って書いてあった。何?ここもアウトレットやってんのか?わざわざセストまで行ったってのに…。その後もこの辺りのお店を見て歩く。もう閉店してるとこが殆どだったけど…。
待ち合わせには10分くらい早く着いたので、ベンチに腰掛けて日記を書く。するとどこからか「Scusi」と。いったい誰呼んでるねん?って思ってたらどうも私。私を呼んでる彼はいったい何人?「何処に住んでるの?一人?」とか聞いてくるけど、かなり癖のあるイタリア語で聞き取りづらい。しまいに「携帯の電話番号教えて」と言い出す。あまりにしつこいから席を立つ。するとタイミングよくMさんが来てくれたのでホッ。
早速、リストランテのリストアップした紙を見せてくれ、個々に説明してくれる。その中からチブレオという、トスカーナ料理が食べれるところを選んだ。待ち合わせ場所近くにはヒデの行き付けだというリストランテがあり、教えてくれた。
ちなみに、私たちが行くチブレオはトラットリアで、隣にあるリストランテ チブレオの姉妹店らしく、同じ料理がトラットリアではお手頃価格で食べれるんだとか。あと、音楽を聴きながら食べれるチブレオや、チブレオのカフェがあったりする。
トラットリアの方は予約不可なので混んでて、同時に店に入った若いカップルと合い席となる。しかし、感じの良い人で良かった~。メニューは手書きの為、Mさんでも読みづらく(イタリア人の書くローマ字に癖があるからかな)、隣の人たちが助けてくれた。また、トスカーナ料理なので、名前見てもどんなものか分からないものも聞くと、嫌な顔一つせず教えてくれ、会話も弾み楽しい。
私は日本のイタメシ屋で食べる事が出来ない料理を食べてみたかったので、彼に言うと通訳してくれ、オーナーが「これ美味」というものにした。全ての料理の名前は難しくて覚えてないけど、どれもそれぞれで美味しかった。キャンティーワインも昨日のより美味しいし。
トスカーナ料理はよく素材を裏ごししてあるらしい。1つハズレだったのが、鳥のトサカがついたやつ。肉を裏ごししたのをソーセージみたいな感じで詰め込んでて、それが輪切りにされて出てきたんだけど、魚肉ソーセージみたいな感じ。トサカは強烈なインパクトだった(笑)。トサカの部分も食べれるとオーナーが言うから、チャレンジしてみたけど、何処が美味しい部分かいまいち分からず。Mさんは「なんか解剖の時間になったね」なんて言っていた。今日は第一・第二の皿にメインと頼んだのだが、それぞれ2人で分けて食べたので、倍の食事が味わえた。私たちがまだメインを食べている間に、隣のカップルはデザートまでの食事を終えたので、お別れ。いつも店の混んでない時間に合わせて食事してたから、今日はすごく楽しかった。
私たちもデザートを。チョコムースプリンとパンナコッタを半分ずつ。どちらも美味しかった。お店を23時頃に出てシニョリーア広場近くのバールへ。エスプレッソを2人で飲み、更に私は食後酒を(確か、モンテネグロとかいうもので、何と23度!!)おごってもらい飲む。度数の強い割には甘かったので飲み易かった。
その後、夜景が綺麗だったのでブラブラする。ポンテ・ヴェッキオでは、彼の友達がストリートミュージシャンしてるとかで、見に行くと確かに歌っていた。クラウディオさんっていうらしい。Mさんは、昨年1年間は日本に帰ってて、この4月頭からこっちに来たらしいのだが、まだ彼に会えてなかったので、クラウディオさんが歌いながら「○○(←Mさんの名前)連絡くれ~」と、MCを入れる。で、私がクラウディオさんの写真を撮ったら「ジャポネーゼが写真撮ってる~」とか歌い、スッゴイ楽しい人だった。
ブラブラしてたらヴェッキオ宮の時計がもう0時を指そうとしていたので、引き上げることに。最後に見納めってことでドゥオーモへ。あまりに綺麗だったので、近くに止めてあった乗用車の上にデジカメをセットし(笑)、セルフタイマーで写真を撮る。
ホテルまで送ってもらい、部屋で少し話し込んでたら1時。彼は、オペラの勉強でイタリアに来ているということもあり、音楽の話とかで盛り上がった。あと、ナポリで騙された(ぼったくられた)イタリア人の話とか、交通量の多い道を上手く渡る方法だとか、色々教えてもらった。彼を見送ってからお風呂に入る。寝たのは3時。今日も箱のテレビ見ました、反省

〔トスカーナ料理〕 食べたうちのごく一部。
 

 

〔ヴェッキオ宮〕 Mさんお勧めの場所から。


*** トップの写真 ***
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