10時間44分で90回目の完走。朝の室内気温は一気に下がった昨日より、1℃上がって27℃で涼しさも少し減ったが、少し気温も下がったのでヒップバックからザックに戻す。それに、縦走トレーニング用に先日買ったザック、パタゴニアの「キャタリスト・パック」を早速試してみたかった。
今日の神戸ゴルフクラブの天気予報では晴れで、1日中北東~北西風が6m以上あるようなので風を大いに期待する。ヒップバックからザックに戻したので、水分の携行は以前のように、ウーロン茶2リットルとスポーツドリンクを薄めたもの2リットルを少し凍らせて入れ、股ずれ対策・靴擦れ対策も行う。
朝目覚めたのが4時を過ぎていたので、あわてて準備し、朝食予定で準備していた弁当を車中で食べる。5:40に須磨浦公園を出発するが誰も現れない。
今日はザックなので走れる状態だけれど、足の筋肉の調子がもう一つだし、期待していた風が殆ど無い。今日は水分はたっぷり持っているので、妙法寺交差点でファミリーマートに向かうのを我慢する。高取山の登りまで曇っていて助かったが、以降、太陽が照り出す。高取山の月見茶屋の気温は22℃で随分下がったが、これから暑くなるだろう。
いつも通りデイリーヤマザキと鵯越駅前の「さかい」に寄る。登山者はたまに見かけるが、意識できるような人は現れない。菊水山への登りも風は無く、時々直射日光にさらされて背中が熱くペースが上がらない。菊水山頂の東屋は占領されていたので、トラバース道を通過する。天王吊橋で赤とんぼを見かけるが先週より色が赤く、赤とんぼらしくなってきている。
鍋蓋山の登りも足の筋肉の調子がもう一つでペースが上がらない。鍋蓋山頂は誰もおらず、それまで手に持っていた保冷袋をザックに入れ、コンビニで買った赤飯おにぎりを食べる。市ケ原までの下りは時々走れる。市ケ原ではさすがに登山者も増えるが、ここでさえ風が無い。トイレを済ませてから出発する。すぐに、自衛隊の車が見える。「協力隊」の文字が目に入ったので、国体の準備をしているようだ。今日の筋肉の状態が良くない体調では、どこまで行けるかなという感じだ。
摩耶山の稲妻坂の後半で橙色のランニング姿の若い男性が近付いて来る。急な所は別だが、緩い坂になると軽快に走って登ってくる。国体選手だろうと思い、よく観察しながら道を開ける。あっという間に姿が見えなくなる。やはり、すごいなと感心する。足の調子はもう一つだったが、その割にはそこそこの1時間8分で掬星台に到着できた。
時計を見ると12時6分で、休憩をあまりしなかった性か、かなり早い到着なので、これは完走しなくちゃと思う。杣谷峠の先の道路を歩いていると、若者2人がゆっくり歩いていて、追い越す時に、「この方向は宝塚に向かっているか」と聞かれたので、「向かっている。宝塚まで行くのか」と言うと、「行く」というので、意識できる相手にならないかなという期待を込めて「私も宝塚まで行く」と言う。すると「どこから来たのか」と聞かれたので「須磨から」と答えると「スッゲー」と言うので、全従しているのでは無さそうだ。
私が追い越してから彼らはしっかり歩き始めて、少し離れて着いて来る。自然の家近くの山道の登りに入ると、足音が近づいて来る。先ほどの若者の一人で、息を切らしながら追い越しざまに「宝塚まで、まだまだですかねー」と言う。どういう意図で言っているのか判らなかったので「そうですね」と答える。階段が一段落した所でその若者は、後ろの若者に「頑張れ」と言って待っているので、再び先になる。
彼らが着いて来てくれるのを楽しみにしながら先を進む。三国池手前の六甲山上道路に出て暫くして振り返ると若者2人の姿が見えない。がっかりする。藤原商店でアイスクリーム買っている間に追いついてくれないかなと期待したが、姿はそれ以降見なかった。でも、おかげでこちらもしっかり歩けた。
藤原商店を出てから前を歩く背の高い男性が目に入る。ピッチはゆっくりで、早く歩いているように見えないのに、少しづつ距離が開いていく。姿を見失わないようこちらもしっかり歩くが、六甲ガーデンテラスで中に入って行って姿が消える。おかげで、しっかりしたリズムが出来てたので一軒茶屋はパスしようかとも思ったが、腹が減ってきたので一軒茶屋に入って玉子うどんを注文し、持参した梅干も食べてから出発する。
筋肉がはもう一つだけれどザックのおかげで走り易く、意識できる人は現れなかったが下りはそこそこ走れて、16時半前に宝塚に着く。この縦走中、セミの鳴き声はミンミンゼミとツクツクボーシが多く、塩尾寺近くでヒグラシが珍しく聞こえた。
今日のザック、パタゴニアの「キャタリスト・パック」(¥19,950)はほぼ合格だった。買う時は「エンデュランス・パック」(ラージ)(¥13,335)と思っていたが、店で見ると機能がほぼ同じで25Lと容量の大きく、防水性の高い「キャタリスト・パック」(ラージ)に気が変わった。最近ずっと使っていたオスプレイの「スイッチ25+5」よりプラティパスを2本入れた時、着替えや食料の出し入れがやり易く、吸い口チューブも2本固定できるので使い易かった。ただ、「スイッチ25+5」と違って肩口にザックを引き寄せるテープが付いていないのと、走るとショルダーストラップが少し緩む(「スイッチ25+5」でも緩む)のが気になったが、総合的には「スイッチ25+5」より満足できた。
patagonia osprey
(71,000歩:出発から帰宅まで)
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