呑んべぇ爺さん

呑んべぇ爺さん「音岳」の記録とつぶやき

アコンカグア登頂記(11)ニド・デ・コンドレス(C2:5,559m)へ

2008年12月31日 | アコンカグア
【ニド・デ・コンドレス(5,559m)】 今日はC2(ニド・デ・コンドレス:5,559m)にキャンプを上げる日です。5,300mの途中で、これ以上無理と「三重氏」が申し出ましたので、現地サブガイドに付き添ってもらって下山しました。どこかで待っているのではなくて、一気に日本まで帰ると言っていたそうです。 途中、ガイド連れの単独日本人男性が降りて来たので皆で声をかけると、付き添いのガイドに降りるよう . . . 本文を読む

アコンカグア登頂記(10)キャンプ・カナダ(C1:5,043m)へ

2008年12月30日 | アコンカグア
【最初はペニテンテの中を進む】 テントをC1(キャンプ・カナダ:5,043m)に上げる予定の日のメディカルチェックも「M女史」「三重氏」は少し改善されたもののクリアできませんで したが、ガイドが判断してすぐ降ろす事を条件付きで何とか全員で登る事ができました。4時間強でキャンプ・カナダに着きましたが、まだ時間が早いので、見える範囲という条件で高度を稼ぎにC2のニド・デ・コンドレス方向に向かいます。 . . . 本文を読む

アコンカグア登頂記(9)BC滞在でシャワー

2008年12月29日 | アコンカグア
要注意の「M女史」「三重氏」が昼前に再検査に出かけるがOKが出ません。明日の再検査でOKが出なければ2人はキャンプ・カナダへ出発ができない事になります。今日は、完全休養日で、お茶パーティが続けられました。 BCにはシャワーできる所がある事を教えてもらったので、どうしようかと考えました。料金は10ドルなので躊躇する金額でもないのですがシャワー後の寒さ を考えると躊躇してしまいます。結局、暇なのと経 . . . 本文を読む

アコンカグア登頂記(8)キャンプ・カナダまで往復

2008年12月28日 | アコンカグア
【キャンプ・カナダ】 今日はC1(キャンプ・カナダ:5,043m)までの往復の順応日です。朝9時から、「奥様」「M女史」「三重氏」の3人は再検査ですが「M女史」「三重氏」はまだ要注意で、ガイドの監視の下で順応に出発します。 今日から日本人ガイドの山岸氏は隊列の並ぶ順を指定します。「M女史」「三重氏」「奥様」が先頭で、私は最後尾に回されました。全員空身に近いのですが、隊のペースが遅いので息は荒く . . . 本文を読む

アコンカグア登頂記(7)BC付近を散歩

2008年12月27日 | アコンカグア
【対岸にあるホテルから見たBCと登高ルート】 朝ゆっくりした朝食後、落ち着いた状態でメディカルチェックを順番に受けました。次々再チェック要と言われて帰ってきます。いよいよ私の番で今の所体調は良いのですが緊張しました。診察は若い女性の医者です。色々体調を英語で聞かれますが、発音が判り難い事もあって日本人ガイド「山岸氏」(フランスの国際 ガイド)に手伝ってもらって返事をしました。 診察はSpO2と血 . . . 本文を読む

アコンカグア登頂記(6)プラザ・デ・ムーラス(BC)へ

2008年12月26日 | アコンカグア
【BCからの夕焼けのアコンカグア】 今日はいよいよコンフレンシアからベースキャンプ(BC)のプラザ・デ・ムーラス(4,230m)に向かいます。行けども行けども進んだ気がしない斜度の無い広いオルコネス川沿いに進みますが、以前、途中の渡渉が大変だという記述を何度も見ましたが、この川原は基本的にとことん左岸を進めば良いようです。しかし靴の濡れない程度の浅 い流れの渡りは3回ほどありました。川が大きく右 . . . 本文を読む

アコンカグア登頂記(5)アコンカグア南璧へ高所順応

2008年12月25日 | アコンカグア
【アコンカグア南璧】  登山開始2日目はコンフレンシア(3,368m)からアコンカグア南璧BC(4,132m)に高所順応に向かう日程です。氷河が谷を削りながら時間をかけ て流れる時、削り取られた岩石・岩屑や土砂などが土手のように堆積した地形(モレーン)の横を通って、4時間程かけて到着します。到着点はBCよりかなり手前になる小高い所で、ここがビューポイントにもなっています。高所順応のため30分程滞 . . . 本文を読む

アコンカグア登頂記(4)レンジャ-ステーションからコンフレンシアへ

2008年12月24日 | アコンカグア
【レンジャーステーションの先にあるアコンカグア展望台より】 今日からSpO2(文末脚注参照:高所になると値が下がる傾向がある)と、脈拍のデータ(順応していないと高所になる程、酸素運搬を多くするために高くなる傾向がある)を計り始めます。うとうと状態からしっかり目が覚めて、安静に横になっている状態で計りました。 出発してす ぐ、遭難者救助基地のレンジャーステーションに届け出を出してから、テント村のコ . . . 本文を読む

アコンカグア登頂記(3)メンドーサからロスペニテンテスへ

2008年12月23日 | アコンカグア
 チリのサンチャゴに迎えに来てくれた現地ガイドと一緒にラン・チリ航空で空路アルゼンチンの「メンドーサ」という町に入りました。ここで、本人が登山申請をしなければならないためです。パスポート、海外旅行保険証書(コピー)が必要ですが、保険証書番号を書き込むだけで済んでホッとしました。その場で発行されます。許可証は隊ごとではなく個人ごとに必要なのです。 登山申請後、街で時間の流れがゆったりしたメンドーサの . . . 本文を読む

アコンカグア登頂記(2)サンチャゴ着

2008年12月22日 | アコンカグア
 サンチャゴの入国ではチリの入国検査の通関で預け入れ荷物がひっかかりました。ガイドが食料品の申請をしていなかったために、これは何かと次々説明を求められ、長い時間ガイドが説明に拘束されました。具体的に何だったかはっきり覚えていませんが、多分乾燥果物のような袋詰めの製品が持ち込み禁止という事で取上げられて一件落着しました。賄賂を要求されていたのかも知れません。 明日早朝の出発まで時間があるので、徒歩で . . . 本文を読む

アコンカグア登頂記(1)出発

2008年12月21日 | アコンカグア
 直前の睡眠トレを終えて、上野から京成電鉄で成田に向かいました。集合時間は出発2時間前の14:30なので少し早めの12時前に代々木を出ます。 成田をデルタ航空DL056便で16:30に出発して、アトランタに14:45に着く予定です。フライト飛行時間が12:15にもかかわらずアメリカの方が日付変更線を超えて時差-14時間なので時間が逆戻りになってしまいます。 アメリカ入国手続きをすませ、飛行機を乗り . . . 本文を読む

ミウラ・ベースキャンプ4

2008年12月20日 | 海外登山準備
【ミウラBCに貼ってある、「実際の山(低圧低酸素)とミウラBC(常圧低酸素)」】  出発直前の高所順応トレーニングの睡眠トレに、再びミウラBCに向かう。今回はツアーの一環で伊丹から羽田までの空路になる。 基本的にはベースキャンプのプラサ・デ・ムーラスの高度の順応が出来ておれば良く、それ以上の高度は現地の順応日程で出来れば良いと思う。 その意味でプラサ・デ・ムーラスBCの4230mの順応で良いが今 . . . 本文を読む

荷物の発送

2008年12月18日 | 海外登山準備
【グレゴリーのZ55】  今回、デルタ航空の手荷物預け入れはメラの時のエア・チャイナの20kgに対して23kgまでと少し増えたので、少し気が楽だ。個数も2個までOKで、機内持ち込みの手荷物は18kgまでと、メラの時のエア・チャイナの5kgと比べて大幅にアップした。 HSA(ヒマラヤン・シェルパ・アドベンチャ)で買った(頂いた)ダッフルバックに一杯詰め込んで19.6kgになったものを、予約したスカ . . . 本文を読む

ミウラ・ベースキャンプ3

2008年12月17日 | 海外登山準備
【ミウラ・ベースキャンプのウォーキングマシーン】  昨夜は酒を飲まずに睡眠トレをやってみたが、酒抜きが良かったのかどうかは判らないが、昨日より改善されているようだった。高所順応の効果が現れているそうだ。でも睡眠中にSpo2が相変わらず50を切っているのが気になる。Spo2の値の振れ幅が小さくなっているのが順応の効果が現れている現象だそうだ。 トレーニングを始める前にマウントクックのI氏がトレーニ . . . 本文を読む

ミウラ・ベースキャンプ2

2008年12月16日 | 海外登山準備
【ミウラ・ベースキャンプの大ルーム】 夜中に何回か目が覚めるが直ぐに再び眠った。朝5時過ぎに目覚めて、うとうとするが6時になると豪太氏に起こされる。 朝食抜きでウォーキングマシーンで朝トレに入る。高度は4000mからスタートしてトレーニング中に5000mまで上げて行く。最初の30分は、荷物の負荷無しでUPとしてゆっくり入り、心拍数110程度を保つよう言われる。 呼吸法も意識しながら続けるが、時 . . . 本文を読む