クリエイティブビジネス論!~焼け跡に光を灯そう~

元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ!

終わりと始まりは同時に起こる

2011-05-02 08:00:00 | 境塾
連休の狭間だけど、すんません、ぼくはお休みとってます。みなさんお疲れさまでっす。

さてくどいけど、5月22日に「第一回・リアル境塾」を開催します。毎度毎度書いてる通り、Facebookページ「境塾」内のご案内ページを読んでくださいね。ページの下の方に「お申し込みフォーム」へのリンクがあるのでそこに書き込んで。まだまだお席に空きはある、のだけれどだんだん埋まってきてるみたい。早いに越したことないと思うよ。あ、でも多かったら抽選だったね。早い者勝ちではないのだった。

さて前回は危機感あおりすぎだろう、と我ながら思った。まだまだ、今期の業界見通しはわかんないよね。でも、危機感は持っておいた方がいい。もともと2011年はターニングポイントになるはずだったのだから、震災で事態が悪化するのはまちがいないよ。

そんな”終わり”がじわじわやって来るのは怖いことだけど、そうすると”やんなきゃね”が加速しはじめる、そんな効果もある。今年はだから、終わりと始まりが同時に起こると思う。

いや、始まりの方はもう始まってるぞ。

フジテレビの番宣キャンペーン、「ミトカナイトフジ」がスタートした。これがなんと、YouTube上でも展開中だ。YouTubeにフジテレビの特設ページがオープンして番宣映像を配信している。

これは同時に、フジテレビのWEBサイト内でも映像を展開している。フジテレビの目玉マークのWEBのフレームの中に、YouTubeのロゴ入りの映像が入っているのは、ちょっと画期的だ。これまで民放キー局が番組単体でYouTubeを活用する例はけっこうあったけど、こうして局として大々的にYouTubeを活用するのは初めてじゃないかしら?

それから、日テレはこの連休中に「アプリフェス」という催しを始めている。日テレは比較的アプリ開発に熱心だったのだけど、これまた大々的にアプリをフィーチャーするのは民放キー局初ではないかいな?

テレビ局はこれまで、ネットをやんわりと避けていたように見えていた。ネットは敵だと本能的に受け止めていたのだろう。でもアメリカでテレビ局の資本でHuluが設立されけっこう収益を上げはじめているように、敵だろうと何だろうと伸びるものには巻かれる方がいいのだ。利用するべきなのだよね。

さて一方、こないだ教えてもらった「戦国鍋TV」も新しい現象だ。テレビ神奈川が幹事局となり、チバテレビ、テレビ埼玉、サンテレビの4つの独立U局が共同制作している番組だ。

戦国ネタのショートコント集みたいなことかな?なかなか面白いんだわ。歴史ブームにのっかって”歴女”をターゲットにした企画らしい。まだ一回見ただけなのであんまりよくわかってないのだけど、DVDもすでに出ているそうだ。

もうじき”表舞台”に出てきそうなパワーを感じるので、もっともっと盛り上がるんじゃないかな。

とにかく、独立U局で番組が人気を呼ぶことは近々起こる気がしていたので、その事例が出てきたということだね。

テレビが新しくなっていく。スマートTVがやって来る前に、日本のテレビが進化しはじめている。終わりを嘆いているばかりではなく、始まりを始めないといけない。この連休中、ぼくはぼーっとしてるけど、そんな場合じゃないかなー?

このブログのFacebookページ「境塾(http://www.facebook.com/SAKAIjyuku)」はこちら。よかったら遊びに来てください。ご意見、ご感想など遠慮なく書き込んでね。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (S_NISHIKAWA)
2011-05-04 08:02:30
独立U局の番組が人気を呼ぶことは、これまでも多々あって、tvkでいえば、sakusakuなんかは、今の形になって以降、DVDも売れているし、これからも続いていくんでしょうね。
制作現場の人間たちに聞くと「オレにとって面白い番組を作るだけ」いろんなと言っていた。
適当なようで、実はちゃんとマーケティングやってるんだけどね 笑
返信する