人生なればこそ、賭けるのである

私たちの人生とは、いわば選択であり、知りたいという願望であり、運命に祝福されたい、とねがう心のあらわれである。

ディアヌ賞(フランスオークス)2017予想◎シャッタースピード○ロードデロンドン▲ヴューファンタスティック

2017-06-17 00:47:50 | 海外競馬
昨日は、園田競馬場で兵庫ダービーが
川崎競馬場で川崎スパーキングスプリントがおこなわれました。

兵庫ダービーは、無敗のマジックカーペットが戦前に故障し混戦ムードでしたが
菊水賞2着だったブレイヴコールが、スリーピーアイの猛追を凌いで優勝。
3着ジンバイッタイとの差は6馬身でしたから、この二頭の力が抜けていましたね。
優駿達が凌ぎを削る、見応えのあるレースでした。

一方、川崎のスパーキングスプリントは前年覇者のフラットライナーズが連覇。
五ヶ月ぶりのレースでですから、やはりこの距離では他馬とは力が一枚抜けていましたね。
次走は昨年同様、SSSファイナル習志野きらっとスプリントでしょう。
こちらも連覇が掛かっていますが、昨日のレース振りであれば連覇濃厚でしょう。

どちらのレースも大熱戦、大興奮でしたね。
私の予想は、サッパリで馬券的にはトホホな結果になってしまいましたが、
ダービーシリーズに、スプリントシリーズと、二つのシリーズを堪能でき、
地方競馬の面白さ、醍醐味を味わえたお得な一日でした。



兵庫ダービー/ブレイヴコール



川崎スパーキングスプリント/フラットライナーズ


*********************************************

さて、地方競馬も盛り上がっていますが、海外競馬もこれからどんどん盛り上がっていきます。
今週の日曜日、6月18日にシャンティイ競馬場でディアヌ賞がおこなわれます。
ディアヌ賞と聞いて、ピンときた方は海外競馬通かもしれません。
私は、ウイニングポストシリーズで海外競馬へ入門したクチなので、分かりませんでした。
日本では一般的に、フランスオークスと呼ばれるレースのことです。

フランス牝馬三冠競争は、フランス1000ギニー→フランスオークス→ヴェルメイユ賞となっていて
ヴェルメイユ賞が古馬に門戸を開いていることから、3歳牝馬の頂点を決めるレースとして知られています。
過去の三冠達成馬は7頭いますが、ヴェルメイユ賞が古馬に開放されてからは08年のザルカヴァ一頭のみ。

フランスの競馬と聞くと、多くの方が凱旋門賞のおこなわれるロンシャン競馬場を思い浮かべるかと思いますが、
昨年、マカヒキが走ったニエル賞、凱旋門賞でシャンティイ競馬場の認知度も上がったのではないでしょうか。
今年2017年も改修工事に伴って、凱旋門賞がシャンティイ競馬場で代替開催されます。

JRAを含め主な競馬開催国では、
最も価値のあるクラシックレースはダービーという位置づけになっていますが
フランスでは最も価値が高いのはディアヌ賞になります。
レースの価値で言うと、1番が凱旋門賞、2番目がこのディアヌ賞(フランスオークス)、
3番目にジョッケクルブ賞(フランスダービー)がきます。

昨年は、ラクレッソニエール無敗でこのディアヌ賞を勝利しました。
8月のノネット賞も勝って、無傷の8連勝となって凱旋門賞でも期待されましたが、
腰の故障により直前で回避。復帰を目指して調整していたものの、再発により引退が発表されました。
その後、社台グループの代表、吉田照哉氏が購入したことが明らかになり、
日本でその産駒が走ると言う事で、その仔がやがて凱旋門賞を走る日が来るかもしれませんね。

そのディアヌ賞でラクレッソニエールの2着だったレフトハンドがプシケ賞、ヴェルメイユ賞を連勝し
凱旋門賞に挑みましたが、結果は12着と完敗でした。
ラクレッソニエールが、凱旋門賞へ出ていればどうなっていたでしょうか。


ディアヌ賞2016/ラクレッソニエール


このディアヌ賞は、凱旋門賞を語る上でも重要なレースとなっています。
日本の競馬ファンの間でも、3歳牝馬は古馬と比べて斤量が有利な事から
優勝に最も近い存在として認知されており、その代表例がこのレースの勝ち馬ではないでしょうか。


今年は日本からサトノダイヤモンドが、僚馬のサトノノブレスともに凱旋門賞を目指します。
キタサンブラックは明言を避けていますが、宝塚記念状態次第でとの事。

日本競馬のトップ2頭が凱旋門賞へ向かうとなれば、大いに盛り上がります。
2013年には、昨年2着の雪辱を胸にオルフェーヴル、その年のダービー馬キズナが
前哨戦のフォア賞、ニエル賞を使い勝利し、勇躍本番の凱旋門賞へ駒を進めました。

そして、翌年にはジャスタウェイ、ゴールドシップの古馬トップの二頭と
桜花賞馬ハープスターが日本馬の悲願達成の為のこれ以上ない布陣で、凱旋門賞へ挑みました。

どちらの年も、トレヴという怪物牝馬に破れて大業はなりませんでしたが
アレッジド以来36年ぶりに凱旋門賞を連覇するような馬ですから、
これは本当に、相手が悪かったとしか言いようがありません。

今年は、サトノダイヤモンド、キタサンブラックに立ち塞がる馬はいるのかどうなのか。
この三歳牝馬の頂点を決めるディアヌ賞は、凱旋門賞を占う意味でも最重要のレースとなります。

データにすると、過去十年でディアヌ賞の勝ち馬の
同年の凱旋門賞での成績は【2.0.1.2】となっており、不出走が5頭。

内訳は、08年ザルカヴァ、13年トレヴが1着。10年のサラフィナが3着、
09年スタセリタが7着、14年アヴニールセルタンが11着となっています。

ザルカヴァは7戦無敗で、トレヴも5戦無敗で凱旋門賞勝利。
スタセリタとアヴニールセルタンもデビューから無敗で凱旋門賞へ辿りつきました。
サラフィナは、ディアヌ賞をデビューから三連勝し、秋にヴェルメイユ賞3着から凱旋門賞でした。
やはり、凱旋門賞で3着以内に入るには、同世代には負けていないことが最低条件で、
尚且つ勝利する為には、無敗であることが最低条件と言う事になるでしょうか。

スタセリタはフランケルの初年度産駒ソウルスターリングの母として日本では有名ですね。
フランケル産駒として国内外を通じて初のGⅠ競走勝利を挙げましたし、
母仔、尚且つ仏日でオークスをルメール騎手で勝つというのも、運命的なものを感じます。

参考の為に、凱旋門賞で3着以内だった3頭のディアヌ賞のレースを動画で観てみましょう。



ディアヌ賞08年/ザルカヴァ



ディアヌ賞10年/サラフィナ



ディアヌ賞13年/トレヴ


*********************************************


では、今年のディアヌ賞の枠順と有力馬の短評をどうぞ。

第169回ディアヌ賞(フランスオークス)芝2100m・賞金総額100万ユーロ/1着賞金約7000万円

01 フェスティヴ
02 ノルマンディー
03 モンローベイ
04 テラコヴァ         M・ギュイヨン  F・ヘッド
05 イエローストーム
06 シスターチャーリー     P・ブドー    A・パントール 
07 パンセリア
08 センガ           S・パスキエ   P・バリー
09 マドモワゼル・マリー
10 オンザムーンアゲン
11 ロードデンドロン      R・ムーア    A・オブライエン
12 カイトサーフ        M・バルザローナ A・ファーブル
13 ターフローレル  
14 シャッタースピード     L・デットーリ  J.ゴスデン
15 ヴューファンタスティック  O・ペリエ    F.シャペ
16 ハヤオブフォーチュン




シャッタースピード 父ダンシリ 母父オアシスドリーム
3戦3勝でここに駒をすすめてきた才媛の、2頭の内1頭がこのシャッタースピード。
無敗でこのディアヌ賞を制した馬は、16年のラクレッソニエールをはじめとして
14年のアヴニールセルタン、13年トレヴ、12年ヴァリラ、11年ゴールデンリラ、
10年サラフィナ、09年スタセリタ、08年ザルカヴァと、過去10年でなんと8頭。
シャッタースピードは、昨年のデビュー勝ち以来だった4月の10ハロン戦で、僚馬イネーブルらに快勝。
5月にはミュージドラステークスでデビューからの連勝を3に伸ばしました。
L・デットーリ騎手とJ.ゴスデン調教師のコンビは、過去に15年のディアヌ賞をスターオブセヴィルで勝利。
今年の英オークスを前述のイネーブルで制覇し、英仏オークス制覇がかかっています。
ただ、二桁馬番での勝利は過去10年で15年スターオブセヴィルの1勝のみと枠順は厳しいものとなりました。



テレコヴァ 父ガリレオ 母父アナバー
母ゴルディコヴァは、マイル路線で活躍して、08年-10年のブリーダーズカップ・マイル3連覇など、
ヨーロッパのG1競走最多勝利となる14勝を挙げており、生涯成績は【17.6.3.1】で、
管理するヘッド調教師が「ゴルディコヴァの方がミエスクより上」と評価した程の馬でした。
今回出走するメンバーの中で、無敗なのはこのテレコヴァとシャッタースピード二頭のみ。
まだ二戦と最も経験の浅い馬でもありますが、10年サラフィナ、12年ヴァリラ、13年トレヴと
ディアヌ賞を三戦目で制覇した馬は過去10年に三頭おり、けして不可能な事ではありません。
しかしながら、クレオパトル賞勝ち馬とディアヌ賞は相性が悪く、
両方を勝ったのは、1976年のポーニーズ以来おらず、同馬はこのジンクスを打ち破る事ができるかどうか。
叔母にあたるガリコヴァが11年にクレオパトル賞を勝って、ディアヌ賞を2着しているのは良いデータです。



ロードデロンドン 父ガリレオ 母父ピヴォタル
今年のクールモアからの刺客は、お馴染みのR・ムーア騎手とA・オブライエン調教師のコンビ。
A・オブライエン調教師はディアヌ賞はまだ未勝利で、昨年は二頭送り込み結果は5.6着。
ロードデロンドンの母はA・オブライエン調教師が管理していたハーフウェイトゥヘヴンで
アイルランド1000ギニー、ナッソーS、サンチャリオットSの三つのG1を制した名牝です。
2歳時に5戦し、今年に入って英1000ギニー、英オークスと2戦して両レースともに2着と、
ここまで【3.3.1.0】という安定した成績をおさめており、崩れていない点は評価に値します。
大舞台での経験が豊富な事はマイナスにはなりませんが、初めてのシャンティイ競馬場が
この馬にどんな影響を与えるのかは未知数ですが、15年のスターオブセヴィルが前走英オークスから、
初シャンティイ競馬場でディアヌ賞を制していますし、あとは名手ムーア騎手の手綱捌きに期待しましょう。



センガ 父ブレイム 母父エーピーインディ
1500mでデビューして以降は一貫して1600mを使われており、ここまで【2.1.1.2】という成績。
中距離での経験がないのは不安になってしまうが、そこは日本の桜花賞とオークスの関係と似ていて、
その時点での完成度と能力がものを言うレースであり、距離経験はそこまで重要ではない。
ディアヌ賞まで2000m以上の経験がなかった馬は、昨年のラクレッソニエールを含めて
過去10年で4頭おり、内訳は前走フランス1000ギニーが3頭、条件戦が1頭で、この一頭はあのトレヴ。
どの馬も前走は1着でのもので、その点で前走3着だったこの馬は厳しいと言わざるを得ない。
フランスにおける、唯一の2歳牝馬限定G1競走マルセルブサック賞に出走し4着という実績があるが、
前々走のフランス1000ギニーで11着と大敗しており、強くは推せない。



シスターチャーリー 父マイボーイチャーリー 母父ガリレオ
サンクルー競馬場でおこなわれたペネロープ賞を後方から一気の脚を繰り出して優勝。
ただ、このペネロープ賞は昨年、一昨年と勝ち馬がディアヌ賞へ挑戦しているが両馬とも11着と大敗している。
過去10年のペネロープ賞勝ち馬で最も良い成績をおさめたのは09年セリメーヌの4着。
ただ、その後ヴェルメイユ賞を勝つ馬もいたりして、ロワイヨモン賞よりは活躍馬を送り出している。
仏2000ギニー、仏スダービーともにC・デムーロ操るブラムトの2着となったP・ブドー騎手がどう乗るか。
父マイボーイチャーリーはフランスの2歳G1モルニ賞を勝ったくらいで、
日本人にはあまり馴染みがないが、産駒には現在オーストラリアで活躍中のジャメカがいる。
昨年カレンミロティックが挑戦したメルボルンカップで、2番人気だった馬なので覚えている方がいるかもしれない。
結果は15着と大敗してしまったが、ここまでG1を3勝しておりオーストラリアのトップホースとして君臨している。


カイトサーフ 父ドバウィ 母父デインヒルダンサー
管理するA・ファーブル調教師は、11年ゴールデンリラ、03年ネブラスカトルネード、92年ジョリファ、
85年リファリタと過去に4回、このディアヌ賞を制しています。
カイトサーフは、デビュー戦が2000m3着、2戦目が2400m1着、3戦目2200m2着、4戦目2400m1着となっており
今回2100mのディアヌ賞へ向けて距離の不安は全くないものの、
ロワイヨモン賞の勝ち馬も、前述のクレオパトル賞の勝ち馬と同様に、このレースと相性が悪い。
過去の勝ち馬を見ても、主な勝ち鞍がロワイヨモン賞のみで終わる馬がほとんどで、
20年遡っても調べてみても、このレースを勝ってその後成功をおさめたのは、
愛オークスとヴェルメイユ賞を制した05年シャワンダと、カナダのE. P. テイラーSを勝った01年ヴォルガくらいで
最早、呪われた重賞とも言えるかもしれない程、その後に活躍した馬はいなかった点が気になるところ。


ヴューファンタスティック 父モチヴェーター 母父イグジットトゥノーウェア
管理するF・シャペ調教師は今年のブランス1000ギニーを13番人気のプレシューズで制しており、
その時に跨っていたのが、このヴュー・ファンタスティックの手綱をとるO・ペリエ騎手です。
デビューから5戦全て連対していましたが、全て1200m以下だった事と、シジー賞が離れた2着ということもあり
距離延長となる1000ギニーでは軽視されていましたが、むしろマイルが適正距離だったという強い勝ち方でした。
そんなF・シャペ調教師とO・ペリエ騎手で、ディアヌ賞に挑戦するヴュー・ファンタスティックは
4戦未勝利もサンタラリ賞でソベツに三馬身差の2着という実績があります。その、ソベツは英オークスで8着でした。
この馬も馬番が15と外枠なのですが、唯一勝ったのがこの15番です。あとはレジェンドに全てを託しましょう。


*********************************************


以上有力馬7頭から、ディアヌ賞を予想していきたいと思います。
過去のディアヌ賞では、割と二桁人気の穴馬も圏内にきているので、私の調査不足という結果になる可能性もあり。
※今年は仏1000ギニーを13番人気が制して荒れましたし、先だっての英ダービーも16番人気のが勝利と波乱含み。


◎シャッタースピード○ロードデロンドン▲ヴューファンタスティック

◎L・デットーリ騎手、○R・ムーア騎手、▲O・ペリエ騎手という騎手で決めました的な予想になりました。
次点でM・ギュイヨン騎手のテレコヴァ

ただ、選んだ馬が全て二桁馬番というのは気味が悪いですね。
これは流れ的に、人気薄の内枠馬が穴をあけるパターンではないでしょうか。
フェスティヴ、ノルマンディー、モンローベイあたりが一発やらかす可能性もあります。
しかしながら、この三頭については全く調べていません。騎手と調教師もわからないです。
謎に包まれています。もし、勝ったりなんかしたら、本当に未知との遭遇になっていまう事、請け合いです。


今年のディアヌ賞は、若干22歳の女性騎手M・エオン騎手がイエローストームに騎乗する事で注目を集めています。
フランスにおいて平地重賞を優勝した女性騎手は、まだA・フーロン騎手1人しかおらず、
このディアヌ賞に女性騎手が乗るのは、これまで長い歴史のなかで初めての事です。
これは日本で例えると、藤田菜七子騎手がオークスに乗るようなものですから、結果はどうあれ応援したいですね。



『競馬』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 川崎スパーキングスプリント2... | トップ | ユニコーンS2017大穴予想 ◎... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL