最後は何もわからなくなっていた
私達の事も、もしかしたら自分の
事も
でも
それは頑張って生きてきたから
神様からのプレゼントだったの
かもしれない
人一倍死ぬことを恐れていたから
死の気配を知ることなく
旅立てたから
きっと怖くなかったよね
大好きな人が
沢山見えたんでしょ
懐かしい景色も
見えたんでしょ
最後は大好きな孫の
顔も見てたよね
最後はバタバタしていたけれど
でも、神様からの
プレゼントなんだよ
ゆりかごで眠るように
旅立てたから
その日一日きりの人生だと
思って
一日一日を生きよう。
いつかはみんな死ぬ。
明日かもしれない。
だから恐れないで
うつ向かないで
生きていこう。
心を鍛えて
身体も鍛えて
強くなくていいから
逞しく生きていこう。
一日一日が宝物。
あの人の一人の夜や
あの人の孤独な帰り道
あの人のことも
この人のことも
みんなみんな愛おしすぎて
気がかりで
私がここに立っている事を
忘れてしまいそう
みんなの生きる力を
信じたい
強さを信じたい
そうしないと
自分の強さ
生きている事を
忘れていまいそうになる
みんな本当は一人で
みんな本当は一人じゃない