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だんぱ ABCDを語る

ネットワーク対戦型カードゲーム「ABCD」の戦術論・大会レポート等をもっふもっふと語ります。現在、多忙につき遠ざかり気味

水熊と水の壁(Ver.2.09)

2009-01-22 00:48:10 | 【ABCD】構築戦を語る

ここ最近のABCD界隈の話題を持ちきりにしている、
新バージョン、Ver.2.09での強化修正カード、水熊と水の壁。

ちょっと、この2枚について、筆をとることにします。

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基本性能については、割愛します。
いろんなブロガーの皆様がデッキ紹介までされているのでそちらをどぞー。



さて、この2枚のカードの新要素には、大きく3点の要素が含まれています。


【1】必要に応じて攻守の切り替え

【2】100f以上の除去への耐性

【3】連続召喚or墓地増幅によるコンボ


まず、【1】についてですが、今回のカードデザイン自体は、
この用途を意図しているところが大きいように思います。
あるときは壁に、あるときはアタッカーになれる柔軟性を求めることで、
カードをデッキに採用しやすくします。
これは、他のどの属性壁の能力にも通じる部分です。


【2】は副次的な効果として、
現状でも除去に強い両カードの特性をさらに高めています。
水はステルス能力をもつ属性ではありますが、
個人的には、この時点でかなり対処不能のカードになっている印象があります。


そして、【3】です。
カードの増減なく、召喚を行えること、自身を破壊し墓地を増やせること、
これらができることで、他のカードとの多様なシナジーを形成します。
シナジーのみならず、直接的な勝ち手段の中核さえも担うケースがあります。

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これら3要素が、従来の水熊および水の壁に追加されることになりました。
反響は、恐ろしい限りです。

私もある方とのオンライン対戦で、
水熊水の壁を主軸にしたコンボデッキを使いましたが、
相手の方の反応に驚きました。


詠唱した瞬間

「自重しろwwww」

と言われました。


新バージョンで、新カードを入れた新デッキを使い、
そのような反応をされるとは、夢にも思いませんでした。

念のため断わりますが、相手の方の反応を問題にしているのではなく、
「そのように言わせてしまうカード修正である」ことを問題視しています。

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その後、これは異常事態ではないかと考え、
私なりに想定される新デッキとその対策、
既存のデッキとの比較なんかをしてみました。

そして、何が問題なのか、ひとつ結論を出しました。


上に挙げた追加3要素のうち、
問題とすべきなのは【3】ではありません。

従来の繁殖地コンボデッキ(パンダ・デス他)と比較しても、
デッキの安定性はそこまで変わりません。
むしろ、勝ち手段が限られているため、対策されやすいデッキとも言えます。
決まったときにソリティアになるデッキなので、
そこをゲームとして“よし”とするかは勿論一考が必要なところですが。


真に問題とされるべきは、【2】です。
もともと、両カードとも、4MPでは比類なき除去耐性をもっています。
単に使われていなかっただけで、カードパワーは従来からかなり高いカードです。
今回の変更、および水には対抗呪文があることを踏まえると、
ほぼ完全無欠の鉄壁といえます。

私個人的の感覚では、
今回の修正で本当に強くなったのは、コンボではなく、
アクアプレスと呼ばれる水属性のビートダウンデッキや
放射能汚染と組み合わせたアドバンテージ獲得主体のデッキだと思っています。


私自身は、修正の目的が【1】にある以上は、
もう少し別の形で、実現ができないものかと思うところです。
循環コンボをつくるにしろ、おそらくこの2枚でない除去に弱いカードの方が
適切な修正先ではないかと考えます。


もちろん、一介のプレイヤー視点で申し上げますと、
どのようなカードが存在する環境にせよ
強いデッキを模索することに変わりはありません。

界隈があーんまり殺伐となりさえしなければいいなとだけ、願います。


もしご意見あれば、コメントいただけるとよろこびます。だんぱ

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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えー? (SSS)
2009-01-22 21:12:33
基本的に、水熊水壁で問題とすべきは3のコンボ効果と思います。
除去耐性持ちクリーチャーとして評価する限りは「飛行なし」「Atkが貧弱」「効果のある除去をうちこめばそれまで」であり、
ブロッカーとしての仕事が主任務であれば、
コックローチ、クラスター、全生完壊、突然死、対抗呪文等の他の戦列クラスの防御手段と比較して、それほど凶悪であるとは思いません。
水ビートダウンのお伴としても、耐熱定規やステルスの剣士と比較してAtkが低いのはかなりのマイナス点ですし。

問題となるのは、このスキルから派生するコンボの強さや嫌らしさにあるように感じます。
ノンクリーチャーデッキや飛行中心のビートダウンであれば、
地上ブロッカーとしてはほとんど無視できますが、
即死コンボのパーツであれば、そうもいきませんから。

と言っても、これらはまだ回答を出すには情報が足りない気もしますが。
その辺の情報が集まりきるまでは、自重せずにガンガン新カードを使っていってほしいです。
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Unknown (だんぱ)
2009-01-23 00:04:30
長文コメントありがとうございます。

何が強いポイントかというのは、正解がない世界ではあるので、
意見が割れるのも当然とは思ってます。
SSSさんのご意見、大変参考になります。

繁殖地コンボに組み込まれる分には、
100fで登場する対処不能ブロッカー兼コンボパーツだから強いのであって、
仮に300f1/1クリーチャーだと、準備前に殴りきられやすい程度のデッキに
過ぎないんじゃないかなーというのが、
今日までで私が抱いている印象なだけですので。

私としても、この記事を結論とするつもりはないですし、
意見をどしどしもらって、今後も試してくつもりです。
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