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【040】粉河寺 西国3番

2008年08月23日 | 【西国33ヶ寺】
【040】粉河寺 西国3番

住所 那賀郡粉河町粉河278
宗派 粉河観音宗総本山
山号 風猛山
開山 大伴孔子古
本尊 千手千眼観世音

国宝 紙本著色粉河寺縁起
重文 大門、中門、千手堂、本堂

 国宝粉河寺縁起によると、狩人大伴孔子古が光明の地を見つけ感ずるところがあり弓矢を置き仏像を彫って過去の殺生のつぐないに小さな庵を建てた。するとひとりの童子がたずねてきた。この童子行者が7日間の宿を乞い後に千手観音を刻んで去ったということです。
 河内の国の長者が童子の姿をした行者により不治の病であった娘を救ってもらった。行者の行方を捜したところ粉河の山中の草堂に至り、その千手観音の手に娘の箸筒があった。その後、長者の寄進により現在の地に大伴氏の氏寺として建立したとあります。
 後に、秀吉の根来攻めで焼失し紀州徳川家により再興されました。単立の粉河観音宗総本山で、善光寺の観音信仰と似たところがあります。観音信仰には伝説として伝えられ、霊験あらたかな観音に救われる話が多々あります。
 山門をくぐり本堂まで桜を愛でながら歩き、本堂前に大きな杉の木があり季節によっては花粉が風に舞っています。

御詠歌
 父母の 恵みも深き 粉河寺
  ほとけの誓い たのもしの身や






仁王門 


山門 四天王が祀られている
 
山門の鬼瓦


粉河観音 本堂軒下に掲げられている 本尊は秘仏のため拝観できなかった

仏足石
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