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【042】葛井寺 西国5番

2008年08月23日 | 【西国33ヶ寺】

【042】葛井寺 西国5番

住所 藤井寺市藤井寺1丁目16-21
宗派 真言宗御室派
山号 紫雲山
開山 行基菩薩
本尊 十一面千手千眼観世音

国宝 乾漆十一面千手観音坐像(秘仏)
重文 四脚門

 もともと聖武天皇により行基が建てた金剛林寺という。その後、百済からの渡来人の藤井氏の氏寺として大伽藍の寺であったらしい。荒廃したこの寺を、藤井安基が再建し藤井寺になったとあります。
 十一面千手観音坐像は、ほんとうに千本の手があると言われています。御室派特有の気位の高い寺で開帳日以外の拝観を拒否しております。千本からの手で民を救う千手観音、「いつでも話を聞いたるで」と心広くしているかのように見えますが、実は秘仏を理由に月一でしか民の声を聞いてくれません。毎月開帳しているのであれば秘仏じゃないでしょう。千手観音だけでなく、同行二人の精神の大師さまも嘆いてはるでしょうね。

 さて、乾漆十一面千手観音坐像とは、布を漆で固めたもので張り子状のものです。見た目は重量感がありますが、軽い像になっていると思われます。千本の手もさほど負担にならないようです。唐招提寺の千手観音も千本あると言われています。ただ、大小の手があり大の手に目がいき千本あるようには見えません。その点、藤井寺は本当に千本あるように見えます。

御詠歌

参るより 頼みをかるく 葛井寺
 花のうてなに 紫の雲

 


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