今日の写真:ダブルデッカーの中から
昨日は仕事でオーディションに行ってきました。
あるカンパニーのプロジェクトで、ダンサーを10名ほど募集していたのですが、私は依頼を受けてそのオーディションクラスを担当することになりました。参加者は30名ぐらいだったかなぁ。
クラスの後で私も審査に加わりましたが、審査基準が興味深かったです。このカンパニーではスタイライズされたテクニックを持つ、いわゆる「うまい」ダンサーよりもクリエイティブで協調性のある人物を選んでいました。人数を半分に絞って最終選考は個々にインタビュー。
参加者はティーンエイジャーもいましたが、インタビューに残ることが出来なくてひどくがっかりした表情をしている子も…。オーディションではこの状況を見るのが一番つらい。でも、自分が「人より劣る」と嘆かないで欲しいと思いました。このプロジェクトには自分は求められていなかっただけと割り切って、次に進んでくれることを祈っています。
自分のテクニックを高める為に日頃のトレーニングは欠かせないものですが、ダンサーには個性やアーティスティックなセンスが不可欠。ここが点数で勝敗が決まるスポーツとの違いなんでしょうね。
時にはテクニックだけではなく、自分の個性とセンスについて客観的に考えてみる必要があるなー…と昨日は珍しくまじめに考えながらオーディション会場を後にしました。
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