泥子のブログ

南房総の山里や海の風景、
そして日々の出来事を綴ってゆきます。

我柳雑感~気の向くままに~ひど過ぎること

2017-01-29 19:47:41 | 日記
◎ ネット記事 魑魅魍魎(ちみもうりょう)の住処(すみか)なり(泥子)

東京新聞1月28日版によると、17日、「大韓民国民間報道」というネットサイトに、
「韓国、日本人女児強姦で無罪」との記事が出たそうだ。
その骨子は、2000年、ソウルを観光に訪れた日本人の11歳と9歳の姉妹が強姦される事件が起き、
ソウル市裁判所が、韓国人の男に一審を覆す無罪判決を出した、というもの。
デパートの非常階段に連れ出して刃物で姉妹を脅かすという詳細な手口や、
「被害者が日本に帰国したため無理に罰する必要はない」とする裁判長のコメントまで紹介してあったとのことだ。
これは誰が考えても事実ならたいへんな問題であることからたちまち拡散され、
「閲覧数は78,000件に達した」とある。
ところがである。これがとんでもない偽情報だったのだ。
同紙によれば、「東海地方在住の無職男性(25)」が「嫌韓の人たちにウケると思」い、
「失業中の小遣い稼ぎ。広告収入が得られればと思って」、偽サイトを始めたという。
偽記事の人気上位は「人肉工場摘発 缶詰に高齢者バーガー 韓国」、
「韓国財閥系企業三社、合同で慰安婦像建設に百億円拠出へ」などだったそうだ。
ネット内の情報が「玉石混交」なのは承知していたが、これはいかにもひどすぎる。
韓国の人たちに失礼極まりないことだし、
「反韓」だろうが「嫌韓」だろうが、嘘をばらまくとは卑怯千万であろう。
そして、デマ情報が虐殺事件や戦争につながってしまうこと、
場合によっては意図的にデマ情報を流し人殺しや戦争を始めるのに利用されることすらあるのが歴史の教訓である。
ごく普通の隣人が仲良しだったはずの隣人に殺されてしまうことも起きてしまうのだ。
従って、こうした偽情報の発信を許さない法整備をすべきだろう、
そんな声も聞こえてくるかもしれない。
そしてこんなことが頻繁に起きるようだと、それを逆手にとって、
「表現の自由」「言論の自由」を制限する方向になってゆきかねないのだ。
あなたの偽情報が、世の中をとんでもない方向に向けてしまうかもしれない、
そしてあなたの身にもその厄災は降りかかることだろう。
そして何よりも、人として許されることなのか。
そういうことだと思う。

昨日の千葉からの帰りの列車内やホームで撮ったものです。
浜金谷駅の跨線橋から


君津駅ホームで


車窓から














最新の画像もっと見る

コメントを投稿