特集 記憶の謎に迫る
何十年もの期間のすべての日に対して、その日に経験したことを、まるで昨日の事のように隅々まで思い出せる。その日の朝食のメニューも、テレビに流れるニュースも、その日の天気も...暗記が得意なわけでも、特別な記憶術を使うでもない、ただ自ら見聞きした事はいつまでも薄れず残っている、そんな『超記憶の人々』がいる。HSAM(非常に優れた自伝的記憶)と名付けられた能力を持つ人はメディアに取り上げられる事で(全米で)50人ほど見つかった。生物学的な理由を突き止める研究が進められている...すごいですね。こんな能力を持つ代償として何かしら欠けている部分があるのかというとそうでもないらしいです。50人の中には女優やコメディアンなども含まれるとの事。自分など、昨日の事でもあやしいのですが...
雲をつかむ話にあらず ― 現代の雨乞い 人工降雨
雲にヨウ化銀をまいて人工雨を降らせる...この昔から知られる技術は本当に有効なのか?たとえ雨が降ったとしても、遅かれ早かれ降る雨ではなかったか?そんな科学的な疑問が完全には払拭されないまま、干ばつに悩む農家や雪不足のスキー場など世界各地で着実に実績をあげている。クラウドシーディング(雲への種まき)は数百万ドル規模の産業になっている...どうでしょうねえ、この技術。記事の終わりのこの文が正しいと思います。『無から有を生み出す事はできない。バケツに入った水からスポンジを取り出すとしよう。スポンジを持ち上げ水をしたたらせる事もできるし、あるいはそれを搾る事もできる。我々が行うのは搾る事なのだ』 しかし、本来降るべきところに降らなくなって困る人々がでてくる可能性はどうでしょうか...