特集 首都直下地震
90年代以降、阪神淡路大震災など西日本での地震、そして東日本大震災など東北日本での地震で合わせて3万人を超える死者がでているが、首都圏の地下は静かだ。過去数百年の地震活動の推移を見ると静穏期は終盤を迎えようとしているのかも知れない。阪神淡路クラスの首都直下型地震の発生確率は30年以内に70%...という事で特集が組まれています。複雑なプレートなど首都圏の地下構造やメカニズム、過去の大地震などが紹介されています。個人的には『写真で見る関東大震災』と『絵で見る安政江戸地震』が興味深かったです。
病原菌をウィルスで退治 - ファージの力
抗生物質に対する耐性を獲得した病原菌により、様々な感染症の治療が難しくなるなか、細菌を殺す驚きの新手法の臨床試験を米バイオベンチャーが準備中だ。バクテリオファージは、細菌に感染してその内部機構を乗っ取るウィルス。細菌中で増殖したファージは『溶菌酵素』を作り出して細菌を破壊する。これを使えば、耐性菌による感染症も治療できる可能性がある。なるほどねえ...『土壌1g中、水1cm3中に少なくとも1000万から1億個のファージが存在する』『大手製薬会社はもはや抗生物質事業を手掛けていない』とは知りませんでしたね。特異的すぎるなど、まだ課題も多いようですが、今後に期待したいですね。