事件以来、もの凄く気になっているので、あの方に(ウソ関西弁訳で)架空インタビュー。
「せやから、もう勘弁してぇ言うとるやろ・・・。 コロンバイン高校んときかて、僕、散々コキおろされてんねから。 あんときはムーアの取材にも一生懸命つき合うたし。 自分でいうのもアレやけど、結構、マトモなこというたつもりゃけどね。 せやのに、なんでいまだに呼び出し食らわなアカンの? ほんま勘弁してほしぃわ。
まぁ、そらね。 いい歳して白塗りで出てますよ。 豚の血ぃ撒いたりもしてました。 えぇ、してました、してました。 アンチクライストスーパースターとか呼ばれてますわ。 せやけど、それでもって「お前が原因や!!」いわれても困るがなぁ。 フクシマとかいわれても知らんし。
そしたらね。 逆に、こっちから質問さしてもらいますけどね。 例えばあの子の本棚に『DMC』とか並んどったら、おたくら、どないするつもりなん。 「サツガイセヨ」とか、あの内容を文字通りとるんかいな。 クラウザー君は、1秒間に10回「レイプ」とかいうとるよぅやけど、それも断罪しはるん? もぉ、つくづくアーチストに厳しい世の中やねぇ。 多重人格探偵かて困っとるやろしなぁ。
いや、別に言い訳するわけやないで。 僕を悪者にして済むんやったら、それでもいいんやけどね。 でも、そういう問題でもないやろと。 聖書破いても、おかんは大事にせないかんやろと。 なんかこう、違う気がすんねんけどなぁ・・・」
痛ましい事件であるのは誰の目にも明らかですが、だからこそ、分かりやすい悪役を(しかも、曲すら聴かずに)設定してはいけないと思います。もちろん、それがひとつの側面ではあるにせよ、一般常識で図りかねる犯人の心情を、同様に理解しづらいアーティストの存在と結びつけて、何となく分かった気になるというのは非常に危険な行為ですし、結局のところ、そこから真実は見えてこないのではないか、という気がするのです。僕も彼のアルバムを持っていますが、母親を殺そうと考えたことは一度もありません。
色々と波紋を呼びそうなテーマなので敢えて書きませんが、元ネタはもちろん、姉さんです。
※ 追記: 「別に構いませんわよ」と言われたので、遅ればせながら付け加えますが、姉さんとはこちらの方です。アフレコ芸で稼げるのではないかと。