本日のロック

酸性雨ってまだ降ってるの?って聞かれたんだ。

あの方とロック

2007-05-24 19:41:39 | Weblog

事件以来、もの凄く気になっているので、あの方に(ウソ関西弁訳で)架空インタビュー。

 

「せやから、もう勘弁してぇ言うとるやろ・・・。 コロンバイン高校んときかて、僕、散々コキおろされてんねから。 あんときはムーアの取材にも一生懸命つき合うたし。 自分でいうのもアレやけど、結構、マトモなこというたつもりゃけどね。 せやのに、なんでいまだに呼び出し食らわなアカンの? ほんま勘弁してほしぃわ。 

まぁ、そらね。 いい歳して白塗りで出てますよ。 豚の血ぃ撒いたりもしてました。 えぇ、してました、してました。 アンチクライストスーパースターとか呼ばれてますわ。 せやけど、それでもって「お前が原因や!!」いわれても困るがなぁ。 フクシマとかいわれても知らんし。 

そしたらね。 逆に、こっちから質問さしてもらいますけどね。 例えばあの子の本棚に『DMC』とか並んどったら、おたくら、どないするつもりなん。 「サツガイセヨ」とか、あの内容を文字通りとるんかいな。 クラウザー君は、1秒間に10回「レイプ」とかいうとるよぅやけど、それも断罪しはるん? もぉ、つくづくアーチストに厳しい世の中やねぇ。 多重人格探偵かて困っとるやろしなぁ。

いや、別に言い訳するわけやないで。 僕を悪者にして済むんやったら、それでもいいんやけどね。 でも、そういう問題でもないやろと。 聖書破いても、おかんは大事にせないかんやろと。 なんかこう、違う気がすんねんけどなぁ・・・」

 

痛ましい事件であるのは誰の目にも明らかですが、だからこそ、分かりやすい悪役を(しかも、曲すら聴かずに)設定してはいけないと思います。もちろん、それがひとつの側面ではあるにせよ、一般常識で図りかねる犯人の心情を、同様に理解しづらいアーティストの存在と結びつけて、何となく分かった気になるというのは非常に危険な行為ですし、結局のところ、そこから真実は見えてこないのではないか、という気がするのです。僕も彼のアルバムを持っていますが、母親を殺そうと考えたことは一度もありません。

色々と波紋を呼びそうなテーマなので敢えて書きませんが、元ネタはもちろん、姉さんです。

※ 追記: 「別に構いませんわよ」と言われたので、遅ればせながら付け加えますが、姉さんとはこちらの方です。アフレコ芸で稼げるのではないかと。


本日の滋養

2007-05-24 18:20:24 | Weblog

このところ、なんとなくレコード屋から足が遠のいていましたが、一気買いをしたい気分に。相模原で昼の会食を済ませた後、小田急の急行で新宿に出て、タワーレコードへ。

 

『Musical』 クラムボン

音の面で、これだけ「今」を捉え続けているバンドは少ないと思います。BRUTUS最新号の「え~、なにせミュージシャンは落語好きなもので!」という特集(色んなテーマについて「なにしろ○○なもので」というタイトルをつけると途端にマガジンハウスぽくなるのが不思議ですね。『なにしろ豆腐好きなもので』だったら、あぁ、きっと「有名フレンチシェフの現代豆腐百珍」とか、「男前豆腐店の新作ネーミング公募」などの企画が並ぶのだろうなぁ、と思いますし、『なにしろ女子高生好きなもので』なら、会田誠とか、『バベル』の菊地凛子が登場する気がします。ずるい)において、クラムボンのベーシストであるミトが、春風亭正朝について語っていて、初めて新作を知りました。

 

『ギタリストを殺さないで』 bloodthirsty butchers

スペースシャワーのHPで、このバンドを初めて知って、あまりにカッコよかったので購入。

 

『夢の万祝』 六畳人間

日本語ロック好きな皆様におかれましては、一刻も早く、彼らの音に触れて頂きたいと切に願う次第であります。

 

『Private/Public』 高木正勝

先日、ハーヴェストのタカシさんから借りたのはこのピアニストのアルバムでした。これは彼の初のライブ盤です。ちなみに、ハーヴェストで流れた時に「あれ? これ聞いたことがある気がするなぁ・・・」とタカシさんに告げると、「公文のCMだろ」と言われ、その場にいたお客さん全員が「あぁ!!」と納得。彼の「girls」という曲がBGMとして使われていたのでした。HPで聞けますので、よろしければ。