さなえのうた

歌いながらあちこちに出没します♪

歌唱用マスク

2020-07-31 | 歌い手日記
歌唱用マスク、配られました。
いわゆる名古屋製です。

フェイスシールドと違い、安心感がありますし、
息苦しくないです。

これから歌の仕事が戻ってくる時に、
これは重宝するだろうと思います。
お手入れがちょっと面倒ですし、
装着するのが面倒ですが・・・。

距離を取って、換気に気をつければ、
それで十分だとも思います。
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藤原歌劇団有志がリモートで届ける va pensiero

2020-07-30 | 日記・エッセイ・コラム
藤原歌劇団有志がリモートで届ける va pensiero


藤原歌劇団の有志が、リモートで演奏した映像を
アップしています。

藤原会員ではない私は、もちろん参加していませんが、
これは、皆さんにぜひ見ていただきたい演奏です。

クラシックは、お客様と演者が空間を共有し、
演者たちはお互いを毛穴で感じるようにして演奏します。

それなのに、リモートなのに、こんなにも共鳴しあえるんだと、
感動しました。

行け、我が想いよ、金色の翼に乗って・・・

友人たちが多数参加しています。
すでに亡くなってしまった若い才能の姿も。。。

帰れるかわからない、遠い故郷を思って歌う曲です。
いつか帰りたい、懐かしい平安を求めて歌う曲です。

ぜひお聞きになってください。
ささやく歌声からダイナミックな歌声まで、
ぜひ堪能してください。

May SONGS be with us always...
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フィガロのワクワク~Figaro Nr.1 Duetto

2020-07-29 | オペラ研究
フィガロが歌い出します。

Cinque...
5...

前々回のかまぼこの記事でも触れましたが
フィガロのメロディーは男性的です。

このまま4、3、2、1とカウントダウンして、
ベッドにドーンと行きそうなくらいです。

え~、オペラの冒頭から!?
・・・と思わせておいて、その数は膨れ上がります。

5......10......20.......

フィガロのワクワクが膨らんでいることを表すかのように、
メロディーもワクワク感を増します。

36......42。

数字が具体的になり、メロディーも確信的になります。

やっぱりベッドでした。

そりゃあ、結婚を控えた男性は、そっちかもしれないけれど~。

そのフィガロのワクワク感を、絶対に完璧に100%、引きずらずに
スザンナは歌い出したいな~と常に思います。
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この部屋に⁉~フィガロ1番

2020-07-28 | オペラ研究
ところで。

オペラ『フィガロの結婚』冒頭で、
なぜフィガロとスザンナの二人はその部屋にいるのでしょう?

結婚式当日なので、ラブラブな二人は一緒にいる・・・。

それは当然です。

でも、なぜこの部屋?

  
  
ここがどこなのか、考えてみます。


スザンナは伯爵夫人付きの召使です。
20歳くらいなので、マルチェリーナらを差し置いての大抜擢でしょう。

スザンナは伯爵夫人にいつ呼ばれてもいいように、
ここにいるのです。

朝の身支度を整えるお手伝いをするため。

ロジーナが起きるよりも前に、
この部屋にスタンバっています。

そして、その部屋にフィガロも呼びました。
フィガロが勝手に来ちゃっているのかもしれません。
いずれにせよ、スザンナがここにいることを知っていて、
フィガロはこの部屋に来たことになります。

ラブラブな二人が二人っきりで密室にいたら、
何か始まりそうですが・・・
何も起こりません。

なぜなら結婚していないからです。
バージンロードを歩く前だからです。

・・・1番の状況って、こんな感じだと思います。
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かまぼこ~1番の前奏で、何してる?

2020-07-27 | オペラ研究
あのワクワクする序曲のあと、
いよいよフィガロの幕が上がります。

アルペジオの前奏が流れて、
まず聞こえてくるのは・・・

フィガロのテーマ!

男性的で、5度や6度の跳躍を含み、
マルカートで演奏されます。

伴奏のリズムが変わると、
聞こえてくるのは・・・

スザンナのテーマ!

2度進行が続き、女性的で、
レガートで演奏されます。

結婚式を控えてウキウキな男女がここにいるということが、
前奏だけで分かります。

・・・で、二人はここで何をしている?

フィガロは家具を置くため、部屋の寸法を測っています。
つまり、
結婚式をあげた後の準備をしています。

スザンナは髪飾りを作っています。
つまり、
結婚式をあげる準備をしています。

結婚式の当日の男女って、
現代でもこうかもしれませんね~♪

いよいよ一緒に暮らせるとウキウキしている男性と、
花嫁姿に磨きをかけたい女性。。。

でも、どちらもウキウキしていることに変わりはありません。

・・・よって、それぞれのテーマが聞こえてくるタイミングで、
この部屋に二人が入ってくる・・・という演出は嫌いです。
舞台セットの関係で(幕がないなど)仕方がない場合もありますが、
台本通り、幕が開いたら二人がそこにいる方が好きです。
いわゆる『板付き』です。

板についているので、ふざけて『かまぼこ』と言ったりもします
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