やる気もありません。

bibukoです。音楽関連の云々を色々書いていく・・・予定。

給食ベストナイン。

2012年01月21日 | どうでもいい事
あけましておめでとうございます。

昨年は大変お世話になりました。
今年もまったりゆるゆる参りましょう。


さて、そんなわけで新年一発目は久しぶりに読み物系の内容でも書こうかなと思います。

お暇な方はどうぞ読み流してって下さい。



以前、105円で買える紙パック飲料を擬人化し、野球チームを作るという下らない内容の日記を書きました。


今までの日記を見ればお分かり頂けるように、僕は想像力をフル稼働させて下らない文章を書くという作業が非常に得意なので、本日はこれの続編という事で日記を書いていきたいと思います。



名付けて「学校給食ベストナイン」。


チームワークを要する野球は打順とポジションが勝敗を左右するので、監督の采配が非常に重要である。しっかりと考えなければならない。

ちなみに一昔前の学校給食代表である「揚げパン」や「鯨の竜田揚げ」は、残念ながら僕の小学校時代にはもう現役を引退されていたようなので、彼らは現在ピッチングコーチや打撃コーチとして活躍していると考えていただきたい。

聞いたことのないマイナーなメニューは各自ネットで調べましょう。


というわけでまずトップバッター。ここはあえて「こくとうパン」を推薦したい。

給食において最重要である主食を担う万能型の選手である。水分がゼロに等しいパサパサのコッペパンより柔らかく、黒糖の甘さにより非常に食べやすい。残されることはあっても極端な好き嫌いをされることは少ないので苦手なコースは少なく、どんな球でも確実に打ちこなす。

守備位置はレフト。余った場合はその日に欠席したクラスメイトの家まで届くという強肩と俊足を誇るチームの主力である。

が、机の中に入れっぱなしにしているとすぐにカビてしまうので、高温多湿の厳しい環境下での試合は苦手。


続いて二番バッター。「ミルメーク」

皆様ご存じ、牛乳に溶かすとカフェオレが出来る素敵な粉末である。
一見ただの粉に見える彼だが、いざバッターボックスに立てば、相手のピッチャーは、

「何故牛乳がこんな色にッ!?」

と、少なからず動揺しついつい甘い球を投げてしまうに違いない。

守備位置はライト。牛乳とタッグを組んだ手堅い守りには定評があるが、牛乳に入れる際は最初の一口を飲んでおかないと容量オーバーでこぼれてしまうため、たまに牛乳と一緒に凡フライを取りこぼしたりもする。


三番バッター。「クリームシチュー」の出番である。

美味しさと栄養を兼ね備えた彼は打って良し守って良しの名選手である。また、そのまま食べたりパンをつけたりオーブンで焼いたりと、様々な食べ方で相手チームを攪乱するというトリッキーな戦法も得意。

守備位置はサード。何種類もの野菜を生かして、栄養分が不足しがちな現代の子供達をしっかりと守ってくれる。


そして四番バッター。これはもう給食の定番中の定番、国民食と言っても過言ではないほどの人気を誇る「カレー」以外には考えられない。

人格的には辛口で我が強いため、白飯以外のチームメイトとのコミュニケーションをあまり取らない一匹狼だが、その確かな人気は、当日の給食のメニューに載っているだけでスタンドを大いに湧かせる。

クセの無い美味しさと、愛用の先割れスプーンのバットで少々外れ気味のボールでも易々とバックスクリーンまで持って行く、まさにチームの主砲である。

守備位置はセンター。初日より、2日目、3日目に真の実力を発揮するので、初日に食べきってしまわないよう注意が必要。


続いて五番バッター。ここは「冷凍みかん」で確実に繋げたい。

給食の中では決して目立つ方ではないが、いざ出てくると確かな実力を発揮するいぶし銀な選手である。
どんなに他の選手がマズかったとしても、まるで氷のような冷静さで適確な打撃を決め、不利な局面を一気にひっくり返したりする。

守備位置はショート。が、後でゆっくり食べようと思って机の中に入れておくともれなく溶け出したあげく教科書がビショ濡れになっちゃったりするので、炎天下の試合や長期戦には不向き。


六番バッターは「オハヨーグルト」

ふざけた名前とは裏腹に、知略に長けた策士である。計算し尽くされたそのバッティングは冷凍みかんと同じく、玄人からは絶大な人気を誇る。

甘酸っぱいテイストに惑わされ、気付いた時にはもう遅い。体内に大量のビフィズス菌を送り込まれ、腸の調子が非常に良くなってしまうのだ。

守備位置はセカンド。その美味しさと大量に含まれるビフィズス菌で華麗なダブルプレーを決める。


続く七番。「ほうれんそうムース」

この辺りでデザートの王様「プリン」を出したいところではあるが、僕の個人的な嗜好からここはあえて「ほうれんそうムース」を推薦したい。

二番ミルメークと同様、彼がバッターボックスに立てば、

「デザートの中にほうれん草を入れるなんて何故そんな暴挙をッ!?」

と、相手ピッチャーは大いに動揺し、またまた甘い球を投げてしまうはずである。

いざ食べてみるとこれがまたすごく美味しいという隠れた実力の持ち主である彼は、そんな甘いコースを逃すはずもなく、打球はバックスクリーンへと消えてゆく。
相手ピッチャーの裏をかく、まさにチームの秘密兵器的存在なのである。

守備位置はキャッチャー。ほうれん草に大量に含まれる鉄分で相手ランナーを確実に刺す、まさに鉄壁の如き守りを見せる。


八番バッターは「ソフト麺」

ビタミンを多く含んだ強力粉で作られているパワーヒッターの彼は、主食として四番のカレーと張り合えるほどの人気と実力を備えているが、ビニールから出すのに苦労したり、つけ汁に入れて混ぜるときにこぼれてしまったりと、いまいちパッとしない一面もある。

守備位置はファースト。収納しやすいように一人分の麺を横に大きく広げた形状で個別包装されているので、悪送球もしっかりと捕球することが出来る。


九番は、ピッチャー「リクエスト給食」

無数の変化球を使いこなす、稀代の名投手である。
アンケート結果によって内容が変わり、当日の給食の時間まで何が出てくるか分からないという、相手バッターに決して球種を悟らせないポーカーフェイスが特徴で、何と言ってもその変化球のバリエーションの多さが最大の武器。

「クリスマスだから、デザートがケーキとかかな~。」

なんてヤマを張っているとチキンの照り焼きがどか~んと出てきたり、その日のメニューには何も書かれていないのに意表を突いて郷土料理が出てきたりする。

また、最近では食に対する危機管理意識が高くなってきているので、農水省やPTAから叩かれないよう安全な新魔球の開発にも余念がないようである。


控えとしては「プリン」や「ひな祭りゼリー」、「豚汁」、「ゆかりごはん」、「唐揚げ」など、実力のある選手が多く揃っているので、このチームならば、屈強なフランス料理軍団やトルコ料理軍団とも互角に渡り合えるのではなかろうかと思います。

前回と同じく、対戦相手随時募集中です。
びぶ子でした。