MOCKING MONKEY BOOTH

野に咲かず、山に咲かず、愛する人の庭に咲く。

終わりは始まり

2019-03-31 | 日々
週末にチームの全国大会に同行してきました。




その帰り道で今綴っています。

年度末の最後の最後まで活動することができる。
全国大会出場チームにのみ許された特権です。

2勝1敗。最後まで素晴らしい戦いぶりで全てを出し尽くし悔いなしといった所だと思います。




そして、私も今日をもって14年続けた指導者を引退します。


個人的な思い出はいっぱいで、毎年のチームにそれぞれの思いがあり、とてもとても全てを語り尽くすのは時間がかかり過ぎるのですが


今思うこと。

本当に人に恵まれたなということです。


最後の数年はチームの統合があり

子供達がストレスなくプレイできる状況を作ってあげることが自分の大きな責任であって

それまでの歴史あるチームへの責任でもありました。


状況は全く違いますが自分は2回のチーム統合を経験しました。


チームの統合、合併というのはただ子供の数が足し算で増えていくという面だけではなく様々な問題に直面します。


子供達や保護者同士の関係の他、それぞれの運営方法、会計、繰越金、集金方法、プレースタイル、戦術、チーム名、ユニフォーム、円陣の方法、ランニングの掛け声、挨拶や集合の仕方、練習会場、練習方法、反省会の仕方、地域の声等々・・・


細かい所を上げるとキリがなく

人数が増えるメリットだけでなく

子供が辞めてしまうとか

大小様々な諍いが起こるとかデメリットのリスクもあることは想像できるかと思います。


それを全てクリアするには両チームの子供達、家族、保護者、指導スタッフの一致団結が不可欠の中、

私が経験した2回の統合は

本当にみんなが子供達のために動き

尽力し誰一人辞めず

大きな問題もなくチームが動きだすことができました。


それは私にとって本当に言葉にできないような安堵と喜びでした。

子供達、保護者、指導者、全て人にに恵まれた結果です。

そんなチームなので両チームにはすごく愛があります。


そんなチームの勢いが結果に表れるには時間はかかりませんでした。


最初の年、昨年度は県大会準決勝で敗れ、目標の全国大会には届かず、東北大会出場。




悔し涙の昨年度から、県体育館に忘れ物を取りに行くと望んだ今年に


見事県で優勝、全国大会出場を果たしました。


一緒になって2年目です。

統合のチームを軌道に乗せないといけない

なんて思ってはいたものの


自分が特別何もしなくても


チームは関わる皆んなの力で推進力を増し


どんどんどんどん加速度を上げて進んでいきました。


全国大会です。

強いだけでは行けないです。

半端ないです。


今回全国大会に出場してきた選手達は、全国に相応しい選手達でした。

保護者の応援も素晴らしかった。

ベンチもサブメンバーも皆んな素晴らしかった。



こんな素晴らしい大会に同行させてもらって

ホントに感謝しかありません。



指導を始め、右も左もわからなくて一から勉強することからスタートし、

一緒に始めた仲間とあーでもないこーでもないと悩み

超弱小からすこし善戦できるチームになり

予選で1勝できるようになって予選突破が現実な目標となり

予選突破できるようになって県大会出場が目標となり

2年連続で県大会に出場したのち

団員数の減少が顕著になり

2度のチーム統合をして

東北大会、そして全国大会へ。



その時その時の子供達は

常に全力で

本気だったから

少しでも今の人生の糧になっていて欲しいなと

思います。


そして、今年全国に連れてってくれたチーム。

今のこの6年生と、今日をもって引退です。

遠征の夜は、必ず人狼ゲームに誘ってくれる

かわいい子達でした。

今回も最後に楽しませてもらいました。



明日からは新年度。

終わりは始まり。

すぐにスタートです。

子供達に負けないように

自分磨きを頑張りたいと思います。

今までお世話になった選手達、保護者の皆さま、ミニバス関係者の皆様、ミニバスを通して関わった全ての皆さまに心より感謝申し上げます。



あ、キコがミニバスやるって言ったら…

応援頑張ります!