□作品オフィシャルサイト 「とらわれて夏」
□監督・脚本 ジェイソン・ライトマン
□原作 ジョイス・メイナード
□キャスト ケイト・ウィンスレット、ジョシュ・ブローリン、ガトリン・グリフィス、
トビー・マグワイア、トム・リピンスキー
■鑑賞日 5月11日(日)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
ちょっと比較対象が違うかもしれないけど、
『郵便配達は二度ベルを鳴らす』とは対局にある映画なのかなぁ・・・。
1987年、米国ニューハンプシャー州にある小さな町。 9月はじめの
レイバー・デイ(労働者の日)を週末にひかえたある日、シングルマザーの
アデル(ケイト・ウィンスレット)と13歳の息子ヘンリー(ガトリン・グリフィス)は、
偶然出会ったフランク(ジョシュ・ブローリン)に強要され、自宅に匿うことになる。
実はフランクは殺人罪で懲役18年の刑に服していた脱獄犯だったのだ。 危害は
加えないと約束したフランクは、アデルの家事を手伝い、ヘンリーには野球を教えて
過ごし、ヘンリーはそんなフランクを次第に父のように慕うようになっていく。
目くるめく繰り返される恋愛模様とは180度違い、心に傷を負ったアデルと、
子供ながらにそれを支える一人息子のヘンリー。
人と人との出会いとは異なもの。 筋書き通りの出会いなんて殆どない。
たまたま出会ってしまったのが脱獄犯だったとはいえ、同じ屋根の下で、
アデルは夫に無かった優しさを、ヘンリーは本来ある父親の姿を投影し、
一緒に過ごした時間の積み重ねは、フランクの過去に捉われずに、
葛藤とは別のところで、今までに無い家族の温かさを感じていた。
ストーリーの途中から、情感豊かな普通の一人の女として、フランクを見る
ウィンスレットの演技は上手下手ではなく一途にその演技に表わされていたし、
思春期の息子に対して、或いは突然の出会いに戸惑いながらも、少しずつ、
女性を取り戻していて行くところは見事だった。
ただ、フランクに教えてもらいながら一緒に作ったのあのケーキが、フランクの
将来の夢となり、それが形となっていたのは、なんとなく腑に落ちないところも
あったのだが。 ま、オチとしてはああいうフランクが出所までを母と共に
待ち続ける言わばランドマーク、或いは『幸福の黄色いハンカチ』のような
“合図”になっていたのかもしれない。
でもトビーってあそこだけ(笑)
私も「トピーあそこだけ」は思いました!(笑)
青年期のヘンリーって、一体誰がやっていたのだろう…?気になります。
どこかでみた俳優さんのような気がしますが。
>私も「トピーあそこだけ」は思いました!(笑)
ですよね(笑)
あれだけでなく、再会のシーンがあっても良かったような^^
>青年期のヘンリーって、一体誰がやっていたのだろう…?気になります。
うーん、ちょっとわかりかねますねぇ(汗)