□作品オフィシャルサイト 「スーパー・チューズデー 正義を売った日」
□監督・脚本 ジョージ・クルーニー
□脚本 グラント・ヘスロヴ、ボー・ウィリモン
□原作 ボー・ウィリモン
□キャスト ライアン・ゴズリング、ジョージ・クルーニー、フィリップ・シーモア・ホフマン、
ポール・ジアマッティ、マリサ・トメイ、ジェフリー・ライト、エヴァン・レイチェルウッド
■鑑賞日 4月7日(土)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
いいバッターが必ずしもいい監督になるとは限らない。
むしろ、裏方さん的選手がいい監督になる場合も多い。
映画界にしても、いい役者がいい監督になるとは限らない。
様々なジャンルの映画や個性的な監督との出会いを経験し、
自らも、同じ俳優仲間やスタッフから絶大な信頼を得ているクルーニーだが、
過去の作品を見てみると、さほど興行として成功している作品は少ない。
監督なら監督、役者なら役者として、徹底した方がよいのかもしれない・・・。
大統領予備選の大勢が決まる、“スーパーチューズデー”を前に、対抗馬や自らのスタッフとの
駆け引き合戦を描き出す。 大統領選とは言うもののこじんまりとした感じ。
むしろ、政治サスペンスと言いながら、政治色は色薄く、バックグラウンドでの勝つために
何をなすべきなのか、そこに様々な選挙に関わる人間模様が描かれる。
それは中心となって選挙戦を組み立てるそれぞれの候補陣営の壮絶な利権に
群がるハイエナのような様相を呈している。
ジョージ・クルーニーはマイク・モリス知事役で大統領候補。
そして、予備選を支える若いポジティヴな敏腕広報官ステーヴン・マイヤーズを演じるライアン・ゴズリング。
そのライアン・ゴズリング、『ラースと、その彼女』や最近では『ドライヴ』と、
それまでの作品カラーとはまた違った本作にチャレンジしている。
僕としてはこの映画の彼の方が好きだな
誰を信じていいのか、様々な人脈と情報源をしても、二転三転する展開に、
不信感と焦燥感が漂うが、自らも持っているセンスで、逆転人生を狙う。
長いものには巻かろ的要素は至る所で描かれているが、
スタッフの一人として、予備選は、自らも側近として、戦力として持ち味と力量を発揮するステージ。
そこにプラスとマイナスの両サイドに見えない糸がうごめく。
ここではやはりフィリップ・シーモア・ホフマンとライアン・ゴズリングのしたたかな絡みが楽しめた作品だ。
も少しここにクルーニーが絡んで欲しかったなぁ(笑)
ライアン・ゴズリングもですが
フィリップ・シーモア・ホフマンがいい味でしたね
キャストが揃ってますが、それもジョージ・クルーニーが監督ということもあるんでしょうね
>ライアン・ゴズリングもですがフィリップ・シーモア・ホフマンがいい味でしたね
そうでしたね^^
まさに貫録勝ちでした!
>キャストが揃ってますが、それもジョージ・クルーニーが監督ということもあるんでしょうね
確かに交際範囲の広いクルーニーらしさでしたね!