□作品オフィシャルサイト 「メアリと魔女の花」
□監督 米林宏昌
□脚本 坂口理子、米林宏昌
□原作 メアリー・スチュアート
□キャスト(声の出演) 杉咲 花、神木隆之介、天海祐希、小日向文世、満島ひかり
■鑑賞日 7月15日(土)
■劇 場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
期待が大きすぎたのか、イマイチ変速『魔女宅』を観ているような
感じは否めませんでした。
原作は未読なのですが、この原作の世界観が描かれていたか
どうかは計り知れないところでした。
『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』のとは違った
米林監督ワールドと言ってしまえばそれまでですが、前2作は
ジブリなりの色んな意味での重圧や制約があったのだと思うけど、
逆に様々な強いフォローもあって、ある程度、商業ベースに乗れた
作品に仕上がっていたのは理解できても、独立後、この作品が
独自ワールドで好配収につながるかどうかは難しいところだ。
夏映画としては、子供向きの作品やエンタテインメントの作品も
多い中、どの世代を主ターゲットとしているのかは不明。
少なくとも小さな子供が楽しんで観ていたとは感じられなかった。
何かしら、物足りなさがあったことは否めないし、
短編製作に傾注している宮崎さんのこの映画に対する正直な
意見を聞いてみたいものだが・・・。
どのシーン見ても、これはあれは~と想像つくものばかりで。
冒頭の描写はのっけからポニョかい!と思わず心の中で
叫んでしまいました。
魔女ものをジブリに携わった人が描けば、どうしても魔女宅になってしまうので
題材選択から間違ったんじゃないのかしら?さえ感じました。
花ちゃんは良かったんですけど。
>「ジブリ」からの脱却は容易ではないんですかね
全くそのようですね(笑)
>冒頭の描写はのっけからポニョかい!と思わず心の中で叫んでしまいました
僕、口から出ました(笑)
>どうしても魔女宅になってしまうので
そこなんですよねぇ・・・。
>題材選択から間違ったんじゃないのかしら?さえ感じました
せっかくのイギリス文学なら、他にも素材があったように感じるのですが・・・。
>花ちゃんは良かったんですけど
うん、でも彼女、やはり顔出してほしい(笑)
ジブリから独立した作品とはいえ、やはり既視感は付きまといましたね^^;特に魔女の宅急便が・・。
米林監督曰く、何十年もジブリで仕事してたのでもう表現ひとつひとつが染みついてしまってるのだとか?まあそれならしょうがないのかなぁ?と妥協はしつつも、次回作はジブリじゃん!って感想がなるべく出て来ないスタジオポノック独自の色を出した作品を観てみたい気もしますね。
>やはり既視感は付きまといましたね^^;特に魔女の
やむを得ないのかもしれません・・・。
>もう表現ひとつひとつが染みついてしまってるのだとか?
なかなか払拭できないものかもしれませんねぇ(笑)
>スタジオポノック独自の色を出した作品を観てみたい気もしますね
世界観を変えないと結局はジブリカラーを踏襲してしまうことになるでしょうね。