□作品オフィシャルサイト「シャンハイ」
□監督 ミカエル・ハフストローム
□脚本 ホセイン・アミニ
□キャスト ジョン・キューザック、コン・リー、チョウ・ユンファ、渡辺 謙、菊地凛子、デビッド・モース
■鑑賞日 8月21日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
互いに腹の探りあいをしながらも、それはまるで上海における各国のそれぞれの介入を
思わせるような意味深な展開と、アンナを軸に絡み合う男たちの恋愛模様も浮き出させる。
コン・リーはこの役にピッタシはまっていたと思う。 あんなに勝気なのに、
どこかしら手を差しのべてしまうそんな女性を魅力的に演じている。
いつまで経っても、年相応の魅力を感じるコン・リーだ~
チョウ・ユンファはやや太ったものの、銃をかまえて撃つ姿そのものは、
若き日の『男たちの挽歌』を彷彿とさせる。
菊地凛子は特に演じる必要もなく、って言うか、この役彼女でなくてもよかったような(笑)
セリフが殆ど無かったことが逆に良かったところかも
ま、ワールドワイドに見れば、いくらか彼女のネームバリューは観客動員の一端を担えるのかも(笑)
ソームス演じるジョン・キューザックは僕の好きな俳優さんだが、
全体的にあまり表情のない俳優サンなのだが どんなカラーもこなしてしまうところが凄いと思う。
(ちなみにオネーチャンもカメレオン女優だけれど)
で、渡辺 謙だが、この映画の役作りのために、海軍将校という設定なので、
こだわったのは会話する英語。 なんとこの役をブリティッシュ・イングリッシュで演じようと、
事前に専門のコーチをつけてレッスンしたそうだ 世界の謙さんになりつつあるのかな
あんな戦時下で戦略の進む中、様々な人種が、それでも生きていくための術を
それぞれ智恵を形で進んでいく。
もちろん日本人から見た描き方ではなかったものの、日本の軍隊の侵略が当時
尋常でなかったことを垣間見ると同時に、史実に符合しているかどうかわからないが、
図に乗って大国アメリカに仕掛け敗戦を迎えたことの前兆が伺えて、
何やら日本人として、愚かさと恥ずかさをおぼえた映画でもあった。
情報戦の足を引っ張る男女の愛憎、なんてところを期待してましたが、違いました。
しかし、メインキャストの3人の男性はつくづく女性に恵まれないというか、愛情の注ぎ方を間違っている感がありました。
>情報戦の足を引っ張る男女の愛憎、なんてところを期待してましたが、違いました。
そうですね~
深みという面ではやや浅かったような気がします。
>しかし、メインキャストの3人の男性はつくづく女性に恵まれないというか、愛情の注ぎ方を間違っている感がありました。
時代背景を考えると、どこも男尊女卑だったのかもしれませんね~
にしても不器用な感じがしましたが(笑)?!