落ちぶれた80年代ポップスター 男に騙された元ライター
■監督・脚本 マーク・ローレンス
■キャスト ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア、ブラッド・ギャレット、クリステン・ジョンストン、キャンベル・スコット
□オフィシャルサイト 『ラブソングができるまで』
すっかり落ち目の80年代のポップスター・アレックス(ヒュー・グラント)の仕事は、今や遊園地などでのイベントへの出演ぐらい。
そんな彼にスターダムへの復活のチャンスが。 人気絶頂の歌姫、コーラ・コーマン(ヘイリー・ベネット)から曲とデュエットの
依頼が舞い込んできたのだ。 ところがアレックスはもう何年も作曲などしていない上、作詞は大の苦手。
そんな時に彼はひょんなことからソフィー(ドリュー・バリモア)という女性と知り合い、彼女のユニークな言葉のセンスに打たれ
共同作業を持ちかける。 彼女は彼女で作家のスローアン・ケイツ(キャンベル・スコット)との恋愛を引きずっており、
とてもそんな気になれないと一度は断るも、結局は引き受けることに。 こうして2人の曲作りが始まるのだが・・・。
おススメ度 ⇒ ★★★☆ (5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度 ⇒ ★★★★
2枚目とも2枚目半とも言えるヒュー・グラント。 こういったラブ・コメディは彼のお手のものだ。
そして監督のマーク・ローレンスとは、『トゥー・ウィーク・ノーティス』ですでにタッグを組んでいる。
今回はそんなヒュー・グラントにラブコメ女優と言ってもいいドリュー・バリモアが絡むから面白くないわけがない。
80年代のアイドルを演じるヒュー・グラントは多少無理な部分もあるが、この二人のコンビがオファーされた
曲作りに東奔西走する姿は何ともユニーク。
試行錯誤とそのスタイルの違いからぶつかる事も多い。 更に彼女のお姉さんがかつての彼のファンだったことから、
更に話が面白くなってくる。
このお姉さん役がもっと極端なカラーで個性があれば更に面白くなったりして。 彼女が彼のことで落ち込んでいるときに、
大きなヒントを与えたり出来る懐の深さを妹のために見せればもっと面白さは増したはず。
それにしても、ソフィーとアレックスが互いに惹かれて、コーラとの曲の期限までの限られた時間の中で
二人がそれぞれ心の中にある悩みや葛藤、そして夢を詞や曲を作り上げる過程で本当に自分たち、
自分らしさをお互いが発見していく。 もちろんそれ以上にいじらしく二人の愛も深まっていく。
何だか観ていて後押ししちゃいたくなるシチュエーション(笑)
ま、様々な笑いのネタは用意されていましたが、大声出して笑ったのは、二人がピアノの下で一夜を共にし、
電話の音で起きたアレックスも、そしてその後に起きたソフィーも互いに頭をピアノにぶつけるのが可笑しくて仕方がなかった。
ラブコメディとしては及第点以上の出来だし、決して観ているものを飽きさせない。 ただ強いて言わせてもらえるならば、
もう少し極端に意訳しても面白い字幕がつけられたのではないだろうか。
ドリュー・バリモアは今までより少し痩せたような気がした。 そして最近では、あの「ピープル(People)」が
毎年行っているランキング、「世界で最も美しい50人」の2007版で第1位に輝いた。
彼女は過去に4回、同ランキング入りしているそうだ。 しかし今年はアンジェリーナ・ジョリーや
ニコール・キッドマン、ジュリア・ロバーツ、スカーレット・ヨハンソン、ジェニファー・アニストン、リース・ウィザースプーン、
ハル・ベリー、ジェニファー・ロペスなど、並みいる美女を押しのけて堂々1位を獲得し、27日発売のピープル誌最新号の表紙を飾ることになった。
彼女が『E.T.』に子役で出演し、一躍名声を得たが、以降子役の宿命とも言うべき奈落の底へ自ら落ちていく。
しかし彼女はそこから復帰してきた。 おそらく美しさとは女優としての美しさはもちろんのこと、彼女が奈落の底から
這い上がってきた本当の意味での内面的美しさを評価されてのことだと僕は感じる。 地獄の底を経験した人に
とっては捨てるものはない。 彼女のナイーブで繊細な、また屈託のない笑顔が多くの人の安らぎになっているのだと思う。
それは女優として大切なことだと思う。
こういう話を書いていると、この映画を観終わってすぐ思ったが、彼女の『ウェディング・シンガー』を観たくなった。
彼女はこの映画のように少し痩せた感じではなく、やはり少し丸ポチャ感のあった方が女優としていいような気もする。
これは全く個人的意見だが、何年か先、あのキャシー・ベイツのような素晴らしい女優に成長して欲しい。
こういう映画を観るたびにいつも思い出す監督がいる。 そう、ジョン・ヒューズだ。 最近見かけなくなってしまったが、
彼の初期の作品のような青春ノスタルジックな作品を観てみたいものだ。
若作りヒュー、老体に鞭打ちノリノリステージのヒューに
すっかりやられてしまいました(^^;
神経質なのか、抜けてるのか(笑)天然のソフィー。ドリューは今回、歌も頑張ってましたね~。
彼女の作品はどれも、なんか癒されますよね、大好きです。
冒頭のヒューの格好で目がテンになり、長~いPVでぶっ飛んでから、最後まで顔をヘラヘラさせながら鑑賞しました(笑)
アレックスのキャラがなかなか良かったです。あの雰囲気を出せるのはヒューならではですね(笑)
ドリューは可愛かったですね~仰るように彼女の内面が出ているんでしょうね。ドリューの笑顔って大好きです!
めっきり邦画から遠ざかってしまい、時々覗いても観てない映画ばかりで、コメしようがありませんでした^^;
ドリュー、痩せましたよねぇ。
何か羨ましい~~(笑)
確かに、ぽっちゃりドリューの頃も可愛かったですよね。ハリウッド女優さん(ハリウッドに限らないけど)は痩せすぎなので(←僻み^^)少しふっくら感のある女優さんは貴重です
>若作りヒュー、老体に鞭打ちノリノリステージのヒューにすっかりやられてしまいました(^^;
歌も頑張ってましたね^^
>彼女の作品はどれも、なんか癒されますよね、大好きです。
僕も彼女大好きです! 一度会ってみたい女優さんの一人です^^
>冒頭のヒューの格好で目がテンになり、長~いPVでぶっ飛んでから、最後まで顔をヘラヘラさせながら鑑賞しました(笑)
その気持ち、わかります(笑)
>ドリューは可愛かったですね~仰るように彼女の内面が出ているんでしょうね。ドリューの笑顔って大好きです!
彼女、チャーミングですよね^^
苦しさを味わってこそのあの笑顔だと思います。潰れて復帰できない子役の多かったなかでは希少価値がありますね!
>めっきり邦画から遠ざかってしまい、時々覗いても観てない映画ばかりで、コメしようがありませんでした^^;
あらら、それはすいません。最近洋画離れしてるんで(笑)
>確かに、ぽっちゃりドリューの頃も可愛かったですよね。ハリウッド女優さん(ハリウッドに限らないけど)は痩せすぎなので(←僻み^^)少しふっくら感のある女優さんは貴重です
彼女の特徴はやはりあのポッチャリ感じゃないでしょうか(笑)? そこがいいんだけどなぁ~♪
冒頭からのPVシーンには笑いを堪えるのに苦労しました。
モロ、こんなPVばっかり見てた世代なので
インタビューでヒューは歌も踊りも苦手なんて言っていましたが、
彼の歌はなかなか良かったですよね?
この映画を見てから「WAY BACK INTO LOVE」が頭の中でグルグル回ってます
>冒頭からのPVシーンには笑いを堪えるのに苦労しました。
結構、オースティンパワーズのりでしたね(笑)
ボーイ・ジョージはまた捕まったみたいですし><
>モロ、こんなPVばっかり見てた世代なのでインタビューでヒューは歌も踊りも苦手なんて言っていましたが、彼の歌はなかなか良かったですよね?
比較的まともでしたね^^ 踊りは腰フリ以外はチョット(笑)
>この映画を見てから「WAY BACK INTO LOVE」が頭の中でグルグル回ってます
同じく^^
私も80年代青春世代なので、突き出た自分のおなかやら、つれの事やらいろいろと身につまされながらも、愉しんでみてきました。
最後のドリューへの告白の曲はとっても素敵でした☆
ちょこっと切なくて楽しめるラブで良かったです。
cyazさん、また宜しくお願いします♪