京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『最後の晩餐』

2014-03-08 | 洋画

 

□作品オフィシャルサイト 「最後の晩餐
□監督 オ・ギファン
□脚本 ヤン・キンハイ
□キャスト バイ・バイホー、エディ・ポン、ペース・ウー、ジアン・ジンフー

■鑑賞日 3月2日(日)
■劇場 ブルグ13
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

  愛し合う二人が、お互いの夢の実現に向けて、5年間だけ別れると・・・。
  その結末は思っていたほどの感動は得られなかった次第。

 北京で暮らす恋人同士で、陶芸家を志すチャオチャオ(バイ・バイホー)と
 三つ星シェフになろうと奮起するリー・シン(エディ・ポン)。 幸せな日々が
 ずっと続くと考え、結婚の約束もする二人だったが、お互いの夢を叶えるために
 5年間だけ別れるという別離契約を交わす。 彼は北京へと渡って料理修行を始め、
 彼女も上海に飛んで陶芸の腕を磨くことに。 それから5年後の契約解除を迎えた日、
 彼から「結婚式に出てほしい」という電話が彼女のもとにかかってくる。 想像も
 していなかった彼の言葉に、打ちひしがれそうになる彼女だったが。
  
 もう10以上前になるけれど、オ・ギファン監督の『ラスト・プレゼント』を観て感動し、
 川崎で上映していないので、みなとみらいのブルグ13で観ることに。
 中国韓国合作の本作品、きっと琴線に触れるだろうと勝手に思ってしまったが、
 なんとも中味は薄い感じ。 恐らく脇の弱さかもしれないが、ラブ・ストーリーと
 いうにはちょっと違う感じ。 5年経っても互いの気持ちが変わらないと誓ったから、
 別離契約を交わしただろうに。 何も結婚するなんて回りくどいの仕掛けをする必要も
 なかったし、その契りを交わした店も、互いが何度か訪れているわけだし、本当に
 彼女が夢を叶えるべきだったのは、生きていられる間こそ、一分一秒でも彼のそばに
 居るべきだったのでは。 普通居たいと思うのだが。 余命がすくないならば、もっと
 言えるだろう。 彼らの恋の行方と、二人のそれぞれの想いを知っているあの店の
 店主もこの物語にもっと深く関わってくるべきで、そのあたりに脚本の薄さを感じて
 しまった。 ま、数々の料理は美味しそうだったが。

  正直、自分で観ていてこの映画を庇うことが出来るとすれば、
  『7番房の奇跡』や『光にふれる』という感動の作品を先月に観てしまったからだろう。


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