□作品オフィシャルサイト 「隠された日記 母たち、娘たち」
□監督・脚色 ジュリー・ロープ=キュルヴァル
□脚本 ソフィー・イエット
□キャスト カトリーヌ・ドヌーヴ、マリナ・ハンズ、マリ=ジョゼ・クローズ、ミシェル・デュショーソワ、ジャン=フィリップ・エコフェ、キャロル・フランク、エレオノール・イルト
■鑑賞日 10月29日(金)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
偶然、祖父の家で発見された祖母の秘密。
それは長い間キッチンの引き出しの裏に落ちて、眠っていた祖母の日記。
昔から折り合いの悪い母(カトリーヌ・ドヌーヴ)と娘・オドレイ(マリナ・ハンズ)。
妻と娘の間で何かと気をつかう父親がいる。
しかしながら、母と娘の双方の心にすっぽり空いた穴はふさがれることがなかった。
どこかで打開点がないかと娘は娘なりに考え、行動するも、医者である母は打ち解けることができない。
しかしながらある日、オドレイが偶然見つけた祖母の日記から、祖母の生きた人生の秘密を知るにいたり、
母も娘もその祖母の行き着いた所とその真実を知るところとなり、互いにそのショックから立ち直る術を、
今までおざなりにしてきた関係から、同じ方向でお互いに乗り切ろうとする家族愛から新しい自分たちの関係を見つけることになる。
失った時間を惜しいが、また祖母の秘密に触れ、今一度自分たちが何をすべきかをそれぞれが自問自答し、
祖母の死で受けた心の傷を癒すが如く、再び家族というものを取り戻していく。
カトリーヌ・ドヌーヴはこの映画のプロモーションで来日していたが、多少太めになったもののやはり存在感がある演技を見せてくれる。
しかも今回は寡黙な役どころで、娘に対して偏った接し方しか出来ない不器用な母親役を演じている。
かつて『昼顔』で見せた翳りある顔や、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で見せた強い女の顔を見せてくれた。
それでも『シェルブールの雨傘』の彼女の表情は忘れられない1本だ。
娘・オドレイ役のマリナ・ハンズや祖母の若い頃を演じるマリ=ジョゼ・クローズはともに以前、
『潜水服は蝶の夢を見る』に出ていた。
映画の印象としては全体的に重いトーンに包まれているが、違った角度からの
家族の絆の再発見映画としては良かったのではないだろうか。
ただ雰囲気はあまり好きなものではなかったが、まあポイントが貯まった分で無料だったのでいいかな。
ドヌーブの表情を観ながら、つい『やわらかい手』のマリアンヌ・フェイスフルの表情とダブらせて観ていた。
私は思いっきり共感してしまいましたけど、男女ではツボが違うからしょうがないかな?
私が『エ○スペン○ブルズ』が極めてふつーだと思う感覚と同じかも(笑)
>軒並みウケがよくないですね。 これ。
そうですね(笑)
>私は思いっきり共感してしまいましたけど、男女ではツボが違うからしょうがないかな?
そうかもしれませんね。
やはり感じ方に男女差がありそうな・・・。
>私が『エ○スペン○ブルズ』が極めてふつーだと思う感覚と同じかも(笑)
それ、わかりやすいかも(笑)
他の方も書かれていますが男性には理解出来難い作品だったのでしょうか
自分と母親と娘のことを考えながら、そして女優陣の美しさに惚れ惚れしながら観ました
>他の方も書かれていますが男性には理解出来難い作品だったのでしょうか
うーん、そうかもしれませんね(汗)
>自分と母親と娘のことを考えながら、そして女優陣の美しさに惚れ惚れしながら観ました
なるほど^^
フランス映画ってのもあったかもしれません。