徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

全仏オープン、ナダル5年連続9度目の優勝

2014年06月12日 21時18分25秒 | テニス
 2014年の全仏オープンが終わりました。
 女子はシャラポアが2度目の優勝、男子はナダルがグランドスラムを狙うジョコビッチとの死闘の末、5年連続9度目の優勝。
 なんと彼は、全仏オープン66勝1敗(唯一の負けは6年前のソダーリング戦)。
 生涯グランドスラム14勝となり、歴代2位のピート・サンプラスに並びました。



 期待された錦織君は予選から勝ち上がったクーリザンに無念の初戦敗退。
 彼は昨年までとはひと味違うレベルの高いテニスをしていましたが、1セット目をタイブレークで落とすと気持ちが切れてしまったのか、ショットに切れがなくなり撃沈。体の故障もあったようです。
 コーチのマイケル・チャンは歯がゆい表情。
 体調を整え、6月末に始まるウィンブルドンでの奮闘を期待したいところです。

 四強の一角、フェデラーも不調ではありませんでしたが、ショットの切れや伸びが全盛期からみると見劣りすることは否めず、途中で姿を消しました。マレーは準決勝でナダルに敗退。

 それにしても男子決勝は“死闘”と呼ぶにふさわしい、凄まじい試合でした。

 ナダルとジョコビッチ、二人とも世界最高の技を出し切り、体力も使い果たした戦い。
 精密機械のようなジョコビッチのショットがラインを割る。
 ナダルがプレーの合間に苦しくて動きが止まる。
 長いラリーで息が切れた選手に次のプレーを急かせる審判が酷に思えました。
 そんな中、最終ゲームの前にスタンドにウェーブが起こりました。
 二人の選手を少しでも休ませようとする観客の気遣いにも思え、主審も知らんぷりしてあえて止めずに流したことが心憎い演出に見えました。

 表彰式のプレゼンテーターは往年の名選手ビヨルン・ボルグ。
 私の世代のヒーローです。
 全仏オープンを5回制した彼が最初に優勝したのはなんと40年前・・・光陰矢のごとし、自分も年を取るはずだあ・・・。

 表彰式の際、準優勝のジョコビッチに対する拍手が鳴り止まず、彼は男泣きしていました。
 優勝者のナダルも泣いていました。
 
 胸の熱くなる、記憶に残る戦いとなりました。
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