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日本の宝

2014-04-04 14:24:19 | インポート
鹿児島県薩摩郡さつま町に「折小野彼岸花ロード」という道があります。

「人生は蒔いた種のとおりに」と清く正しく美しく人生を歩んだ方が、早朝の闇の中、人知れず2年かかって2Kmの道沿いに

彼岸花の球根を植え続けました。

いつしか、人の噂になり、それを見るために他町からの人も増え、今では町がその管理をするほど有名になった街道です

15歳でインドネシアの漁業会社に入社、戦争の為、対戦国人として捕虜になり、灼熱のインドに移送され、それのような環境の中

でも平和主義を貫き、子どたちを教育し「今できること」に一緒懸命とりくまれた方が、80歳の時に地域への恩返しと始められた

徳行の成果です。50歳の時に誕生した次男さんを2年前に急逝された長男の生まれ変わりとして大切つに育てられ、人が定年を

迎える年に学費を稼がねばと、慣れぬ生命保険の営業職員になり嘱託営業員としてはありえない全国表彰を何度受けられました

そのような思いの中で育てられた次男さんは英語弁論大会で全国一位となり、一部上場企業のイギリス支社勤務になるまで、

両親の思いに報う努力をなされました、更にその息子さんがイギリスに両親をお招きになると息子に恥をかかせられぬと、80歳を

超えてから、英語の塾へ通われました。友人の奥様の命日には花を持ってきたよと軽トラック一杯の桜の木を届けるなど、豪快

な一面もある方でした、「釈 誠道」の法名を頂かれ、3月24日にお釈迦様の身元に旅たたれました享年99歳

「人生は蒔いた種のとおりに」
諦めの種からは諦めの人生、
希望の種からは希望の人生、
感謝の種からは感謝の人生

日本の宝が又、一つ消えていきました。                                               合掌
                                                                    武田 龍吉





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