肌寒いと思った次の日は蒸し暑い。気まぐれな天気に振り回されながら、もう10月です。
今回は懐が大好きな秘蔵っ子、信濃藤四郎視点です。
短刀は懐刀にもなるので、人の一番の急所を守りつつ、人の心を読めそうだなぁと妄想しています。
審神者の懐のなかで信濃藤四郎は、はたして何を読んだのか。
タイトルは「底なし」です。
………………
底なし/そらしといろ
(永遠に
あたたかな懐はあり得ず
永遠に
あたたかな懐を望む器はあり)
すべてを作った
空っぽな存在を崇めて
ひとは贄となり
「なにを作ってほしいの」
殺めてきたものを映す
瞳であたたかな懐を探す
飛び込めば受け止めてくれる
おおよそのことを許してくれる
「あなたは贄になってまで
この先に
どんな世界を作ってほしいの」
ゆるやかに殺めている
あなたを映す
瞳にも見通せない
あなたの
懐の闇が深まってゆく
今回は懐が大好きな秘蔵っ子、信濃藤四郎視点です。
短刀は懐刀にもなるので、人の一番の急所を守りつつ、人の心を読めそうだなぁと妄想しています。
審神者の懐のなかで信濃藤四郎は、はたして何を読んだのか。
タイトルは「底なし」です。
………………
底なし/そらしといろ
(永遠に
あたたかな懐はあり得ず
永遠に
あたたかな懐を望む器はあり)
すべてを作った
空っぽな存在を崇めて
ひとは贄となり
「なにを作ってほしいの」
殺めてきたものを映す
瞳であたたかな懐を探す
飛び込めば受け止めてくれる
おおよそのことを許してくれる
「あなたは贄になってまで
この先に
どんな世界を作ってほしいの」
ゆるやかに殺めている
あなたを映す
瞳にも見通せない
あなたの
懐の闇が深まってゆく