建交労長崎県本部

全日本建設交運一般労働組合(略称:建交労)長崎県本部のブログです。
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アスベストとは

2014年04月03日 09時47分51秒 | 組合紹介
石綿(アスベスト)は、天然に産出される鉱物です。多くの建設資材に使用されている白石綿クリソタイルの他に、茶石綿アモサイト、青石綿クロシドライトなどがあります。

≪アスベストと健康被害≫
アスベストを吸い込むと気管から気管支、さらに肺の一番奥の肺胞にまで入り込み、排出されず体内に滞留します。そのことが原因で胸膜や肺に病気が発症したり、ガンが発生するなど重大な健康被害を引き起こします。
アスベストを吸入して起こるじん肺を石綿肺といい、強い肺機能障害を引き起こします。粉じんやアスベストの病気は、それを吸ってから20年から30年以上という長い潜伏期間のあとに現れます。本人だけでなく、衣類などに付着して、ご家族にも健康障害を引き起こす事例も起きています。

≪石綿の90%以上は建築資材に使用≫
日本では、アスベストの燃えにくい性質や圧力に強い性質を利用して、外壁材や天井材、スレート材として建物のいたるところで使われています。輸入された1千万トンのアスベストのうち9割が建材として使われました。
このほかにも、自動車のブレーキパッド、石油ストーブの芯、ボイラーやスチーム暖房のパイプの被覆など3千種類を超える製品に使われています。

≪専門の医師などによる診断・読影≫
アスベストに被曝した人の診断やレントゲンX線写真などを読影診断ができる医師が多くいません。診断・読影できる医師・医療機関などと連携しています。「むかし、アスベストに触ったことがあるなあ・・・」と思い出したら、もしくは身体に異常を感じたら、すぐに建交労にご相談ください。→労災職業病相談ダイヤル(0120-670-672)


アスベストの被害の多い職種
大工、はつり・解体工、鉄骨工、スレート屋根工、保温工、空調工、石綿吹付工、配管工、水道配管工、鳶、ブロック工、塗装工、左官、床・内装工、電工、造船工、鉄道関係、輸送関係、自動車修理、など


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