「そして演劇の人たちが使うのは大体3~4割と言われています。」
(ここで言う"表現"とは、喜怒哀楽の感情表現や、見る聞く話すなどの行動表現のことです。)
思い切り。
ポケが重要項目に上げているキーワードのひとつです。
前述の通り、私たちは思い切り・本気で行動をすると、"生きている実感"が沸いてきます。
つまり、私たちが普段たった1割しか使っていない表現を2割、3割使えば、
自分の中の生きている実感や爽快感、新たなエネルギーが見つかるということです。
「もしあなたが思い切りやるとしたら?」
ポケは何かを決断する際に、必ずこう問いかけるようにしています。
頭の中を深く深くより深く掘り、自分の中にあるまだまだ出来る要素を引っ張り出します。
「もっとよくなるはずだ。」
「これが自分の最高か?」
その答えには毎度のように、§18 これでいいのだ。と言い切れる確信が必要になりますが、
クオリティ高いものを作るためにも、妥協という言葉は受け付けないようにしています。
そして時には仕事上、質より量を求められることもあります。
短時間で質の良いものを求められる時などにはうまい妥協の仕方を考えなくてはいけません。
が、そんな時にも問いかけます。
「この環境でより効率的に出来る方法はないか?」
一見堅苦しい問いかけにも感じますが、これは表現を1割から2割、
2割から3割にしようとしているだけのことです。
落ち着いた1割の日と、少し非日常的な3割の日。
そんなメリハリのある生活の中で、日々"生きている心地"を感じていたいものです。