カラス

カラスと共に生き物の世界を覗き見る

2010・繁殖2

2010-04-13 10:23:56 | 繁殖

2006年の記事「成長5:終焉」「絆」ボソ夫婦。
2007年tと2008年はは営巣ハラスメントによって雛が死んでしまったボソ番。
その影響でこのボソは人に攻撃してしまうというボソらしからぬ行動に出てしまうようになってしまった。
これも全て人間の攻撃による学習だろう。

このボソの♂である。
これは2005年の姿。

これは2006年。
目の後ろが白くなってきた。

2007年。
更に目の前の部分にも白さが広がってきた。

2008年になると誰が見ても白いと分かる。

2009年秋の換羽の時。
目の周りは根元から白い様子が分かる。

そして今年の最新画像である。
目の周りの白い部分は年々広がって来る。
人間と同様にこれは「白髪」と見なして良いもかもしれない。
♀も目立たないが目の後ろの白い部分が出来て来た。

♀の右翼は一昨年から下がって来た。
しかし飛翔には全く影響していない。
一部の羽の根元が茶髪になっている。
これは換羽しても変わらなかったので白髪と関係あるのかもしれない。

雪の中をラッセルしながら採食していた♂。

この頃から既に造巣を開始していた♀。

クリック

この♀はとても長い枝を運びたがる癖がある。
その様子を動画でご覧あれ。

いつも仲の良いボソ夫婦。
今年は♂が造巣をしようとしていない。
昨年は造巣の気配はなかった。
今年はどうなるのだろうか?
何れにしてもまた営巣ハラスメントに遭わなければ良いのにね。

 

 

コメント (14)
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2010・繁殖1

2010-04-09 11:58:56 | 繁殖

3月に入ってから思ったより気温が上がらず雪融けも遅い。
しかしそんな寒いなかカラス達はちゃんと繁殖を始めるのである。
今年も既にボソは抱卵に入り、ブトも続々と造巣を始めた。
昨年の巣をリサイクルしている番は既に巣がほぼ完成しておりいつでも抱卵OKの状態である。今年の一番乗りは昨年の記事
「2009・巣立ち1」のボソである。

しかしこのボソの営巣木は昨年の夏以降にハゲハゲに剪定されてしまいとても巣を造れる状態ではなかった。理由を聞いても決して「カラス対策」とは言わない。
「電線に引っ掛かるから」というのだが電線が所も同じようにハゲハゲだ。
すると今度は「周りとのバランスが悪いので切った」というのである。
理由はいくらでも出て来るあたりは魔術師みたいだ。

今年は何処で巣を造るだろうか?と考えながら様子を見に行っていた。
すると何とこんな状態の木に頑張って巣を造ったのである。

プラスチック製のハンガーが土台に使われているとてもカラフルである。
でもご覧の通り丸見えだ。

しっかりと見張る♂。
このボソは昨年も丸見えで周辺住民もある程度は理解していたようである。
全ての人に理解してもらう事なんて土台無理な話である。
数人でも良いから理解してくれる人がいるという事が重要である。

このまま順調に行くと巣立ち第1号間違いなしだ。
6月初めには可愛い雛の姿を見る事が出来るだろう。
それまで毎日様子を見に行くからね。

コメント (8)
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