カラス

カラスと共に生き物の世界を覗き見る

看板解析3

2009-01-18 06:47:20 | 看板

 久しぶりの看板解析第3弾である。今回は先日の円山動物園に設置されていた看板である。

 「頭上のカラスのフン害にご注意!」と書かれている。それも当然である。だって、ここはカラスの集合場所にもなっているのだから。特に夕方、就塒前集合する訳だから避けられないよ。

 「え~、あの看板ってボク達の事だったの? だってここはボク達の方が先に住んでいるんだよ」

 次はこの看板。カラスにお弁当を取られてしまうという訳だ。実際に私も園児のリュックのファスナーを開けて物色していたブトを見た事がある。実に巧みにファスナーを開いていた。きっと人が手で引っ張って開いている所を見て学習したのだろう。嘴で出来る事ならすぐに学習してしまうに違いない。カラスの学習能力には関心せざるを得ない。頭の良いカラスを相手にする場合、人間側の配慮が不可欠である。そうしないとどんどんと軋轢が増加するだけで何の解決にもならないだろう。そう、これ以上カラスを悪者にしないためにもね。

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看板解析2:続報

2006-10-31 18:46:09 | 看板

 『看板解析2』の続報です。

 先日この張り紙が貼ってあった飲食店の前を通ったら、新しい看板が設置されていました。

クリック

 凄い内容だと思いませんか?左上にはもっと凄い事が書かれています。

 「週末に車でやって来る人へ!!」です。わざわざ車でやって来てまで餌付けをしているのでしょう。本当に困った人ですね。

 心底迷惑しているのでしょうね。確かにこの看板になってからも周辺にはドバトの糞がたくさんあります。人の身勝手が引き起こした迷惑この上ない話です。

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看板解析2

2006-09-16 05:42:26 | 看板

クリック

 看板解析第2段です。今日はある飲食店前に貼られていた注意書きになります。ここにはいつもたくさんの待機バトが集まってきています。辺りは確かに糞で一杯です。余程迷惑しているのでしょうね。「そんなにお好きならハトごとお持ち帰り下さい」とまで書かれています。

 ハトに罪はありません。食べ物があるから集まって来ているに過ぎないのです。悪いのは自己満足の為に餌付けをしている人間の方でしょうね。しかし残念ながらこの看板は今は見る事が出来なくなってしまいました。ある日見に行ったら既になくなっておりました。多分剥がれてしまったのでしょうね。

 ハトへの餌付けに関する注意看板は頻繁に見掛けます。しかしハトは一旦食べ物がある事を学習するとその場所に留まってしまう可能性が高いのです。特にMSの場合はバルコニーの手摺りに止まり洗濯物が糞だらけになるそうです。ハトが集まっているのを見て当然ながらカラス達も集まってきています。ハトやカラスを悪者にしないためにも餌付けは止めて頂きたいと切望しています。

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看板解析1

2006-05-29 20:03:22 | 看板

 看板解析第1段です。ゴミステと一緒でいろいろとユニークな看板があります。それぞれ工夫を凝らしていますが、適切かどうかは微妙です。

 「カラス注意」と書かれている実にシンプルな看板です。一体カラスの何に注意をすれば良いのでしょうか?理解に苦しみます。これでは「落雪注意」と何ら変わらないレベルだと思います。

 私は公園のボランティアで野鳥関係の看板を取り付けていますが、全て「季節看板」です。つまり必要な時期だけ設置し、期間が過ぎたら外すのです。看板という物は常に設置しておかなければならない場合と、そうではない場合があります。きちんと使い分ける事によりその効果が期待されるのです。

 特にカラス看板は繁殖期に集中して設置しています。巣立ちが始まり、雛が自分の判断で行動できるようになったらすぐに外します。そうしないと看板の意味がなくなってしまうからです。しかし、この看板は地面にしっかりと固定されており、外す事なんて想定していないと思われます。全天候型ですね。

 この場所へ来ると入口近くに設置されており「常にカラスが襲ってくる」という想像を掻き立てないとも限りません。カラスに敏感な人ならこの看板を見て、辺りをキョロキョロとしてしまうかも知れません。この場所にもカラスは生息しています。その時に枝にカラスが止まっていたら、きっと「襲ってくる」と思う事でしょう。

 この看板を設置している場所は公共の場所です。つまりこの看板も「税金」を投入して設置した事になります。看板という物をもっと真剣に考えて頂きたいと思います。

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