人気を集めそうなのは、4歳のエアスピネル。
前走古馬と初の顔合わせとなった京都金杯で、単勝1.8倍の断然人気に押され、ハナ差の際どい勝利ではありましたが、古馬を一掃して人気に応えた勝利は鮮やかでした。
これまで9戦のキャリアの内、新馬戦以外はすべて重賞、うち4戦はG1にも拘らず、掲示板を外したことは1度もないという堅実さは、古馬になったばかりでも、G3クラスでは力上位を証明した形です。
血統からもマイラーと言われながら、果敢にクラシックに挑戦し、皐月賞、ダービーは4着、最も距離の長い菊花賞では3着に入っていますし、重賞で差のない競馬をしていたサトノダイヤモンドが古馬混合の有馬記念を勝ちましたので、力関係から考えてもG3クラスで足踏みしている馬ではないと思えます。
陣営も得意のマイル戦なら重賞連勝に相当な自信を見せていますが、ここを楽勝するようなら、今年のマイル戦線の主役の座を務める可能性が大きくなるに違いありません。