穴馬として注目するのは4歳牝馬のオツウ。
ジャスタウェイと同馬主の馬で、アニメ「銀魂」に登場するキャラクターの名前が付いているのが共通点で、オツウはアニメ上のアイドル・・・だから牝馬に付けたのですね。
名前に注目している訳ではなく、この馬新馬戦で中団から鮮やかな差し脚を繰り出し、2着に０．４秒差を付ける快勝でしたので、直ぐに重賞で勝ち負けする素材だと思われました。
しかし、そこから５００万を勝てず、３歳の秋には芝を諦めてダート路線に主戦場を移しましたが、そこでも２着が最高で、なかなか勝てないまま４歳を迎えました。
４歳になって３戦連続で２着となっていましたが、Ｍ．デムーロ騎手が乗ったレースで、１年５か月ぶりの２勝目を上げ、続く１０００万条件で、芝のレースにも復帰し、京都の２０００Ｍを逃げ切って連勝を飾りました。
続く前走で、函館の１８００Ｍの１０００万特別を２番手からの競馬で、きっちり差し切って３連勝を飾り、完全に軌道に乗ったように感じました。
牝馬限定戦とは言え、１０００万条件を２連勝していますので、牝馬限定のＧ３なら、いきなり通用してもおかしくないと思います！
2014 クイーンS（G３）の第１回特別登録馬は以下の１６頭です。
緑は収得賞金により出走可能な馬、白抜きは除外対象馬です、白抜き馬名の後ろにある括弧の数字は繰り上がり順です。
過去10年のデータを見ると、1番人気の成績は（3-2-0-5）で複勝率5割はやや低いように感じますが、ここ3年は1番人気が優勝、連対の5回は、過去6年に集中しており、近年は上位安定傾向と見えます。
穴馬として注目するのは、6歳牝馬のフォーエバーマーク。
前々走の韋駄天Ｓではセイコーライコウの2着に敗れ、前走の函館ＳＳでも果敢に逃げましたが、勝ち馬とは０．３秒差の5着と負けています。
このレースは兎に角牝馬が強いレースで、今年も例年以上に暑い夏になっていますし、今年は十分に休養を取って、今回が今年の3戦目ですので、臨戦過程でも期待ができます。
スタートセンスが良く、二の足も早いので楽に先行できますし、流れによっては逃げることもでき、１０００Ｍであれば一息で行ききってしまう方が、良い結果に繋がることもあるように思います。
一昨年の当レースでも2着に入っていますが、その時の勝ち馬はハクサンムーンで、Ｇ１でも上位争いをしていた実績を考えると、今年のメンバーならフォーエバーマークが逃げ切ることも十分可能なように感じます。
2014 アイビスサマーD（G３）の第１回特別登録馬は以下の１７頭です。
フルゲートに満たないため、全馬出走可能です。
過去10年のデータを見ると、1番人気の成績は（3-1-0-6）とあまり信頼できない数字ですが、牡馬3勝に対して牝馬7勝と、こちらは信頼できる勝率です。
2014 エルムS（G３）の結果は以下となりました。
|
予想 |
|
結果 |
|
1着 |
ソロル |
7着 |
|
2着 |
アスカクリチャン |
12着 |
|
3着 |
フリートストリート |
9着 |
【総評】
エーシンモアオバーが押してハナに立ち、２番手にクリノスターオー、３番手にフリートストリート、４番手にローマンレジェンド、５番手にソロルとインカンテーションが追走する展開で、初ダートの２頭は中団以降になりました。
かなりの早いペースで道中は流れましたが、４コーナー手前でエーシンモアオバーが捕まってクリノスターオーが先頭、２番手にローマンレジェンド、３番手にインカンテーションが上がって４番手以下は少し離れて前３頭の勝負になり、直線入ってすぐにインカンテーションが離されて２頭の叩き合いになり、残り３００Ｍからマッチレースが続き、ゴール寸前で外のローマンレジェンドがアタマだけ出たところがゴール、レコードにコンマ２秒の早い時計に対応できる実力が十分に出せた結果となりました。
前走１２番人気で平安Ｓを優勝したクリノスターオーはフロックではなく、相当力を付けてきていると思います。
2014 中京記念（G３）の結果は以下となりました。
|
予想 |
|
結果 |
|
1着 |
サトノギャラント |
7着 |
|
2着 |
ブレイズアトレイル |
4着 |
|
3着 |
クラレント |
8着 |
【総評】
クロフネサプライズにクッカーニャ、ティアップゴールドの２枠２頭が絡んで先行争いが激しくなり、クラレントは中団、ミッキードリーム、ブレイズアトレイル、サダムパテックは中団から後ろ、マジェスティーハーツとフラガラッハは後方から、二の足がつかないサトノギャラントは最後方からとなりました。
時計の掛かる稍重のため、前半３ハロンが３５．５秒は平均より早めで、１０００Ｍ通過が６０．１秒は平均ペースに見えました。
４コーナー手前から各馬が一斉に仕掛け、直線に入るとティアップゴールド１頭だけがラチ沿いに入り、残りの１５頭は馬場の３分所から外に大きく広がり直線の攻防となりました。
坂を駆け上がったところから全馬が苦しくなって、後方から外を回ったミッキードリームとサダムパテックが合わせ馬の形で鋭く追い込んで、番場の真ん中から伸びたマジェスティーハーツと３頭の争いに、大外のサダムパテックがミッキードリームをハナ差抑えて優勝、マジェスティーハーツはクビ差の３着となりました。
来週は第１４回 アイビスサマーD（G３）と、第６２回 クイーンS（G３）です。
