たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はチャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲です。
これはタイトルこそ、ロココ~~とついていますが、チェロ独奏のオーケストラ伴奏ですから、チャイコフスキーのチェロ協奏曲と呼んでもほぼ差し支えない曲だと思います。曲名がそうなっていない事と、構成が協奏曲の形で作曲されていないので、こんな名前で呼ばれているようです。
他の作曲家がチェロ協奏曲を書くと、中低音というその楽器の特徴からなんでしょうが、なぜか暗めとか渋くなりがちなチェロですが、チャイコフスキーにかかると、明るく朗らかな曲調はとっても親しみを持って聴ける曲だと思います。構成も通常の協奏曲のように全3楽章ではなく、主題と7つの変奏曲の計8曲の構成になっていますが、1曲の時間が短く、演奏時間も全曲合わせても20分程度ですし、聴きやすいと思いますよ。
主題:主題はテーマともよばれていれ、変奏曲ではその後にアレンジされる元の形の
フレーズの事をこう呼びます。最初はそのテーマではなく、弦楽器のやさしいフレーズ
から始まっています。少し切なく寂しい感じもしますが、他のチェロ作品ではあまり
見られない作風じゃないでしょうか?やがて、チェロが入りますが、ここからがテーマ
(主題)ですね。ちょっと気取った風に聴こえるこのフレーズも他のチェロ協奏曲では
聴くことができない、面白いフレーズなんだと思います。
第1変奏・第2変奏:主題に続いてそのままチェロの演奏が始まります、ゆったりとした
変奏から素早く小走りな変奏まで、様々な明るいチェロの音色を楽しめますよ。
第3変奏:しっとりとした、温かみのあるチェロの演奏がとてものびのびとしたテンポ
でゆったりと伝わってきます。フルートがリズム打ちをするところなんかも聴きどころ
ですよね。
第4変奏:明るくおどけたような変奏が、チェロの演奏をとても可愛らしく聴かせて
くれますね。チェロなのに、かなり高音まで出してますから、高低の移り変わりでも
結構楽しませてくれます。
第5変奏:あっけらかんとしたフルートの演奏から始まりますが、ここではチェロが
ソロで大活躍ですね、細かいフレーズを高音から低音にかけて行ったり来たりして
そのチェロのテクニックを十分に味わえる曲ですね。
第6変奏:クラリネット、フルートと共にチェロが寂しく流れてきます。少し悲しい曲
ですね。木管楽器とは対照的なチェロの重たい感じがよく伝わってきます。
第7変奏:元気いっぱいチェロが大活躍します。かなり早めのテンポで次から次へと
駆け巡るように最後まで一気に突っ走っていきます。チェロのテクニックをめいっぱい
使ったような明るく面白い曲ですね。
改めて聴いてみると、やっぱり協奏曲とは呼べないかもしれないですね。というのは、他の協奏曲がオーケストラをフル活用して派手にダイナミックな曲なのに対して、チャイコフスキーのこの曲は、どちらかというと、チェロのソロにかなり重きを置いているようなので、オーケストラが少なめな分だけ、チェロの音が聴きやすくなっている曲なんだと思います。
≪オススメCD≫
マイスキーの演奏でお楽しみください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_thank.gif)
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
ちょっとチェロを聴きたくなったら気軽に聴ける曲ですね。
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今日はチャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲です。
これはタイトルこそ、ロココ~~とついていますが、チェロ独奏のオーケストラ伴奏ですから、チャイコフスキーのチェロ協奏曲と呼んでもほぼ差し支えない曲だと思います。曲名がそうなっていない事と、構成が協奏曲の形で作曲されていないので、こんな名前で呼ばれているようです。
他の作曲家がチェロ協奏曲を書くと、中低音というその楽器の特徴からなんでしょうが、なぜか暗めとか渋くなりがちなチェロですが、チャイコフスキーにかかると、明るく朗らかな曲調はとっても親しみを持って聴ける曲だと思います。構成も通常の協奏曲のように全3楽章ではなく、主題と7つの変奏曲の計8曲の構成になっていますが、1曲の時間が短く、演奏時間も全曲合わせても20分程度ですし、聴きやすいと思いますよ。
主題:主題はテーマともよばれていれ、変奏曲ではその後にアレンジされる元の形の
フレーズの事をこう呼びます。最初はそのテーマではなく、弦楽器のやさしいフレーズ
から始まっています。少し切なく寂しい感じもしますが、他のチェロ作品ではあまり
見られない作風じゃないでしょうか?やがて、チェロが入りますが、ここからがテーマ
(主題)ですね。ちょっと気取った風に聴こえるこのフレーズも他のチェロ協奏曲では
聴くことができない、面白いフレーズなんだと思います。
第1変奏・第2変奏:主題に続いてそのままチェロの演奏が始まります、ゆったりとした
変奏から素早く小走りな変奏まで、様々な明るいチェロの音色を楽しめますよ。
第3変奏:しっとりとした、温かみのあるチェロの演奏がとてものびのびとしたテンポ
でゆったりと伝わってきます。フルートがリズム打ちをするところなんかも聴きどころ
ですよね。
第4変奏:明るくおどけたような変奏が、チェロの演奏をとても可愛らしく聴かせて
くれますね。チェロなのに、かなり高音まで出してますから、高低の移り変わりでも
結構楽しませてくれます。
第5変奏:あっけらかんとしたフルートの演奏から始まりますが、ここではチェロが
ソロで大活躍ですね、細かいフレーズを高音から低音にかけて行ったり来たりして
そのチェロのテクニックを十分に味わえる曲ですね。
第6変奏:クラリネット、フルートと共にチェロが寂しく流れてきます。少し悲しい曲
ですね。木管楽器とは対照的なチェロの重たい感じがよく伝わってきます。
第7変奏:元気いっぱいチェロが大活躍します。かなり早めのテンポで次から次へと
駆け巡るように最後まで一気に突っ走っていきます。チェロのテクニックをめいっぱい
使ったような明るく面白い曲ですね。
改めて聴いてみると、やっぱり協奏曲とは呼べないかもしれないですね。というのは、他の協奏曲がオーケストラをフル活用して派手にダイナミックな曲なのに対して、チャイコフスキーのこの曲は、どちらかというと、チェロのソロにかなり重きを置いているようなので、オーケストラが少なめな分だけ、チェロの音が聴きやすくなっている曲なんだと思います。
≪オススメCD≫
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆☆☆★
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ちょっとチェロを聴きたくなったら気軽に聴ける曲ですね。
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