初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

チゴイネルワイゼン (サラサーテ作曲)

2006年03月18日 | ちょっとした曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はサラサーテ:チゴイネルワイゼンです。

最近、別に狙ってる訳では無いんですが、ピアノの記事が増えていたので、じゃあ今日は
ヴァイオリン!という訳でチゴイネルワイゼンです。
ヴァイオリンの曲を多く作曲しているサラサーテですがこの曲もヴァイオリンソロを
中心にオーケストラが合わせて伴奏している曲です。

演奏時間も10分弱とクラシック曲にしては短めですからとても聴きやすいですよね。
それに、ちょっとしたヴァイオリン協奏曲みたいな感じで聴けますし、短いからと言って
も技術的にも内容的にもボリュームたっぷりですから、入門編としてはうってつけの曲
かもしれませんね。

加えてヴァイオリンのテクニックとしても、聴いているだけで圧倒されてしまいそうな
迫力もありますから、どこを取ってもオススメの一曲ですね。

 
 オーケストラのとても印象的で悲劇的なメロディで曲は始まります。その後は
 ヴァイオリンソロが涙ながらにこれまでの苦労や、みじめさを語りだすように
 メロディは続きます。この中でもヴァイオリンは高音から低音まで実に多彩な
 演奏を乱高下しながら、次々に繰り出して行きますから、それも聴き所ですね。
 ゆっくりとした、悲しいメロディが終ったかと思うと、
 これまで、涙ながらに訴えていた事がまるで全部嘘だったかのように、いきなり
 スピードアップです。これでもか!!!と言わんばかりにおもいっきり早いです
 これは、もうヴァイオリニストも腕の見せ所でしょうね。とにかくスゴイです。
 何回聴いても、よくこんなに右手も左手も動くもんだなぁと、今更ながらにいつも
 関心しながら、聴いてます。途中にはピチカート(弦を弓ではなく指で弾いて演奏
 する方法)もあっ!!と言う間にサラッと弾いてしまいますから、なんともはや
 脱帽ものです。


この曲は、実は、たまにしか聴かないんですが、たまに聴いてもやっぱり凄いんですよね。
最後の部分は特に爽快感たっぷりで、ヴァイオリン弾いた事ないですけど、なぜか自分で
弾いた気になってしまい聴き終わると、「いや~今日もいい仕事したなぁ~」なんて気分に
なってしまいます。

【ちなみに】
関西地方でやっている「よしもと新喜劇」で十年くらい前に、この曲の冒頭部分を使って
桑原和男さんが女装した「かずこのおばちゃん」が「神さまぁ~!」とか言いながら、
苦労話を始めると、後ろからツッコミが入るっていうやつを毎回のようにやってましたね。
今もやってるのかなぁ?
(ローカルネタですが、関西の人ならわかりますよね!)


≪オススメCD≫
大好きなヴァイオリニスト、マイケル・レビンでお楽しみください。

チゴイネルワイゼン(ヴァイオリン名曲集)
レビン(マイケル), ハリウッド・ボウル交響楽団, クライスラー, スラトキン(フェリックス), ディニク, マスネ, サラサーテ, パガニーニ
東芝EMI

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆☆★
楽:☆☆☆☆★  →技☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
ヴァイオリンの離れ技がききたくなったら、この曲で決まり。

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