初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ヴァイオリンソナタ第2番   (ブラームス作曲)

2006年08月06日 | その他の作曲家
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はヴァイオリンソナタ第2番です。

ブラームスの交響曲で見せるような激しい部分はとても少なく、ヴァイオリンソナタでは落ち着いて、しっとりとしたメロディを多く聴かせてくれます。落ち着いた曲調は初心者にもとても聴きやすいのかもしれませんが、逆に派手な部分が少ない分、物足りないと感じる事もある曲かもしれないですね。


 第1楽章:しっとりしたピアノの演奏に続いて、しっとりとしたヴァイオリンが後に
 続きます。少し悲しいメロディがやさしく響いてきます。全体的にしっとりと、伸び
 やかな美しいヴァイオリンは落ち着きますね。途中で何度か感情的になったような
 フレーズもありますが、始終しなやかに聴かせてくれます。ゆったりと伸びやかな
 ヴァイオリンに、やさしく合わせるピアノはとても穏やかに聴けます。

 第2楽章:まったりとしたヴァイオリンに、そうっとピアノが合わせていきます。
 ゆったりとした、と言うよりはどこか疲れた感じがします。けだるい表情が終わると
 次は小刻みにフレーズをつないていきます。しかし、それもすぐに終わりまた、まった
 りとした曲調に戻ります。何もかもどうでもよくなってしまったように、マイペースで
 ゆっくりと曲をすすめていきます。

 第3楽章:低音のヴァイオリンがじっくりとフレーズを奏でていきます。ピアノが入り
 少し勢いが付いてくると、少し厳しい表情を見せますが、その後はだんだんと少しずつ
 明るい兆しを覗かせる部分も徐々に出てきます。比較的中低音が多く落ち着いた雰囲気
 を終始見せ続けます。そして、最後になってようやく明るいフレーズに変わり元気を
 出してきたところで曲を終わります。

この曲はヴァイオリンのテクニックと言うより、しっとりとした雰囲気でヴァイオリンの音をゆっくりと聴いてみたくなった時に、ちょうどいいのかもしれないですね。派手な部分はほとんど無く。淡々と演奏が続いていきますが、どことなく感じる哀愁もあり、ブラームス独特の世界なんでしょうねコレが。この曲も好き嫌いが分かれる曲なのかもしれません。


≪オススメCD≫
どのCDでもおそらくヴァイオリンソナタ3曲(全曲)入ってると思います。
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番~第3番
パールマン(イツァーク), アシュケナージ(ウラディーミル), ブラームス
東芝EMI

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆☆★
楽:☆☆★★★

≪おすすめシチュエーション≫
まったりとしたいときに聴くといいかもしれないですね。


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