初心者のクラシック

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歌劇「チェネレントラ」序曲 (ロッシーニ作曲)

2008年03月14日 | 序曲と前奏曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」序曲(シンデレラ)です。

シンデレラというと…、継母と姉にいじめられたシンデレラが、ある日魔法の力を借りて、お城の舞踏会に出ると、王子さまと出会い見初められてしまいます。しかし12時の鐘が鳴ると、シンデレラの魔法は解けてガラスの靴を残して城を後に、
その後王子が残された靴を元にシンデレラを探し出し、結ばれたふたりはハッピーエンドというのが、一般的なストーリーですが、

シャルル・ペローの作品からグリム童話まで、たくさんの作家によるストーリーがあるので微妙にキャラクターや小道具が違っているようです。
そして、ロッシーニの場合は継母の代わりに義父が登場し、ガラスの靴は腕輪としてその役目を果たし、魔法は使われていないようです。
ちなみにシンデレラは英語でチェネレントラはイタリア語、フランス語だとサンドリヨンと言うらしい。

曲は、明く賑やかで華々しい序曲なので楽しく聴ける一曲です。


 のんびりとしたファゴットのフレーズに続き、オーケストラが何度か大きな響き
 を聴かせると、弦楽器が少し盛り上がります。
 ※ピチカートのリズムでフルートがおだやかに流れるます。
 弦楽器が次第に盛り上がると、ティンパニ(大太鼓)のドラムロールが大きく
 鳴り響きます。
 弦楽器は少し小走りになりながら、軽妙に聴かせるとトランペットが響き
 曲も盛り上がっていきます。
 少し静かになり、クラリネットがやわらかく響くと、それに呼び合うように
 ファゴットやフルートが掛け合います。
 弦楽器がムズムズと盛り上がっていくと、楽しく華やかに聴かせます。
 その後もトランペットなどを加えて賑やかに明く盛り上がります。
 最後は一旦落ちついてから、弦楽器から徐々にフレーズを盛り上げて
 クライマックスを迎えると華やかに終わります。


明るくて賑やかなロッシーニの序曲はいいですね。ドキドキワクワクで楽しく聴けますから、初心者でも楽しく明く聴けると思います。
それにしてもシンデレラのお話がこんなにいろいろあったのが、面白かったので、いろいろ調べてみるといろんな展開があるのかも?

≪オススメCD≫
楽しい序曲ならロッシーニもたくさんあります。
ロッシーニ:序曲集
デュトワ(シャルル)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:☆★★★★
哀:★★★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
明く賑やかな序曲は心もはずみます。


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