初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

組曲「動物の謝肉祭」    (サン・サーンス作曲)

2006年04月14日 | その他の作曲家
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はサンサーンス:組曲「動物の謝肉祭」です。

この曲は、まったく面白い曲ですね。その名のとおりいろんな楽器を様々な動物に見立てて演奏しているんですが、動物の特徴をとらえているのかどうなのか?ときにはその表現方法がかなり奇抜に聴こえて来る時もありますが、ホントにいろんな曲が入ってます。
その中でも有名な曲は「白鳥」ですがチェロの演奏は思わずうっとりしてしまいますね。

でも、この曲はもしこんなタイトルがついてなかったらかなり奇抜な曲ですね。はっきり言って、もはや曲と呼べるかどうか?(ちょっと言い過ぎかな?)というくらい、楽器を自由に使った演奏をしています。実際に演奏する人は音符を読むのもかなり大変そうな気もします。

あと、動物の選び方もかなり独創的な選び方をしてると思います。下に紹介している曲はまだ、なんとなくイメージできそうですが、その他にも「らば」とか「水族館」とか・・・、あげくのはてには、「化石」なんて曲もあります。でも子供が聴くと、面白がって喜んで聴いてしまうかも?そんな曲がいっぱいです。


 第1曲「序奏とライオンの行進」:ちょっと楽しそうなワクワクする序奏から始まり、
 続いて百獣の王ライオンの名を持った威厳のあるチェロの演奏がどっしり迫力を伝えて
 きます。オープニングから、その後にどんな動物が出て来るのか楽しみになる曲ですね。

 第2曲「めんどりとおんどり」:「コケコッコー!」というよりは、「コッコッコッコ
 コケーコッコッコッコ」みたいな、せわしないフレーズをヴァイオリンが演奏してます。
 まるで鳥小屋のにわとりが、えさをついばんで、あの独特の動きをしている様子が目に
 浮かんでくるような、そんな曲です。

 第4曲「亀」:この曲は、あの有名な「天国と地獄」のメロディを低音のコントラバス
 がとてもゆっくりと、おっとりとした速さで演奏してます。あの曲のちょっとした
 パロディですよね。なんせ亀ですから、ゆっくり聴いてやってください。

 第13曲「白鳥」:この曲の中でも一番有名な曲じゃないでしょうか。やわらかなピアノ
 のリズムにチェロの高音がとてもなめらかにしとりとしたメロディをつけていきます。
 霧の中の湖で白鳥がとても優雅に羽をやすめているような神秘的な神秘的な曲ですね。

とにかくいろんな曲がはいってます。面白い曲を楽しんで聴けると思いますが、曲というより、動物のイメージををそのまんま音にしました。みたいな曲ですから、その事を前提に聴かないと、ひょっとして「なにこれ」っていうイメージになってしまうかもしれませんから、気をつけて聴いてくださいね。


≪オススメCD≫
豪華ソリストのフル参戦のこの1枚でどうぞ。

サン=サーンス:動物の謝肉祭
アルゲリッチ(マルタ), クレーメル(ギドン), ツィンマーマン(タベア), マイスキー(ミッシャ), ヘルトナーゲル(ゲオルグ), ブルンナー(エドゥアルト), グラフェナウアー(イレーナ), サン=サーンス, バシュキローバ(エレナ), リド
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆☆★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
家にいながらにして動物園にいった気になれます。

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