初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

交響曲第8番「イギリス」 (ドヴォルザーク作曲)

2006年07月14日 | その他の作曲家
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はドヴォルザーク:交響曲第8番「イギリス」です。

このブログではタイトルをつけて紹介した方が分かり易いと思ったので「イギリス」として紹介しますが、最近ではあまりこの名前で販売されているCDは少ないようです。どちらかというと、左側のトラックバックにあるようにドヴォルザークの8番として略して「ドボハチ」なんて言われている事の方が多いようですね。もちろんこれは俗称ですからCDでこんな名前がついているのは無いと思いますけど。

さて、この「ドボハチ」ですが、曲調はいろんな表情を見せますが、基本的には明るい曲の部類に入ると思います。それに最後まで聴いても飽きないところがいいですよね。


 第1楽章:チェロのしっとりとしたフレーズから始まります。しかしフルートのさわやか
 なフレーズから一転して、とても明るく勢いのあるフレーズへと変わっていきます。
 楽しい事を予感させるようなフレーズやワクワクしてくるフレーズが次々に出てきます
 から、聴いていても飽きないですね。途中には激しいホルンのフレーズも出てきたり
 してますし、ホントに目が離せない(いや、耳が離せない)曲ですね。最後まで勢い
 がありますから、勢いに乗って聴いてみましょう。

 第2楽章:弦楽器のやわらかいメロディがしなやかに流れてきますね。少し暗い雰囲気
 になったりもしますが、それほどしつこくはなく、徐々にだんだんと光があたってきます。
 途中にヴァイオリンソロなんかが入ってきたりして、そこから一気に盛り上がりを見せる
 ところなんかは圧巻ですね。爽快感抜群です。まるでワーグナーでも聴いているのかな
 と錯覚してしまうほど、重厚感たっぷりになります。

 第3楽章:美しい弦楽器のメロディが少し悲しげに流れてくるこの曲ですが、この曲は
 結構有名なんじゃないでしょうか?この曲を初めて聴いたときに「これってドヴォル
 ザ-クの曲だったんだ。」なんて思いましたから、そんな人も結構いらっしゃると思い
 ます。あたたかなムードにつつまれたこの曲は少しころろ温まるメロディですね。
 やわらかい弦楽器の使い方はブラームスを想像してしまいますが、どうでしょう?

 第4楽章:トランペットの高らかなファンファーレが鳴り響きます。その後は、しっとり
 としたチェロ等の低音弦楽器が上品に堂々と曲を作っていきますが・・・、抑えきれ
 なくなった表現を一気に吐き出すかのようなオーケストラサウンドは爽快ですね。
 フルートのさわやかなフレーズを挟んで再度豪快なフレーズが鳴り響きますが、ホルン
 の雄叫びはたまらないですね。
 その後も何かに立ち向かっていこうとするような激しくカッコイイフレーズが続きます。
 とにかく聴いていて気持ちいい曲ですね。最後は一瞬静かになりますがかなり派手に
 盛大に終わってくれますから、聴き応えもバッチリだと思いますよ。

3楽章のフレーズも聴きどころなんですけど、4楽章を最初に聴いたときには、あまりにも派手な曲調にちょっとア然としてしまいましたが、でもそれだけにその後は大好きになってしまった曲ですね。ここまでド派手にやってくれると、もう脱帽ですね。

≪オススメCD≫
ド迫力をクリーヴランド管弦楽団でお楽しみください。

ドヴォルザーク:交響曲第8番
セル(ジョージ), クリーヴランド管弦楽団, ドヴォルザーク
東芝EMI

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
スッキリさっぱりしたいときに聴くといいですよね。


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