たまには、作曲家の生涯にふれてみてはいかがですか?
今日は「神童」ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(第11話)です。
≪作曲家の肖像≫
これだけ入っててもいいとこ取りのCDです。
【Wolfgang Amadeus Mozart】
コロレド大司教から呼び出されてウィーンへ向かうモーツァルト。今日はそのつづきからです。
(第11話)【モーツァルトvsコロレド大司教】
ところが、ウィーンに着いたモーツァルトはコロレド大司教からしてみれば、召使同然ですから、当然食事や住居もそれに伴う待遇になります。それに加え、大司教の指示に従った演奏活動や、突然の作曲依頼などなど、文字通りモーツァルトをこき使っていたにも係わらず、個々の演奏や作曲には適正な報酬も与えられなかったのでした。
しかしながら、モーツァルトに対するウィーンでの評判も次第に大きくなり、個人的な作曲依頼や演奏会への招待も受けるのですが、コロレド大司教からしてみれば、「片田舎の楽師が貴族たちの前で失敗でもしようものなら、いつ自分の身に災いが降りかかるとも限らない」と考えていたのでしょうか?
事あるごとにモーツァルトの演奏活動に制限をかけていきます。そんな状態で2ヶ月ほどウィーンで過ごしていると、さらにコロレド大司教はモーツァルトに突然ザルツブルクへの帰郷命令を出すのでした。「何でまた急に!?」と思ったモーツァルトが大司教を訪ねると、兼ねてからの鬱憤が大爆発するのでした。
「つまり、大司教はボクのことが不満なんですね。」
「何いぃ!お前、ワシの事を脅すつもりか?!出口はあっちだ!出て行け!!お前みたいな若造には用は無い!」
「ボクだって、もうアンタには用は無い!分かりました。明日、書面で提出します。」
こうしてモーツァルトは、ウィーンでまたしても「退職願」を提出するのでした。当然父レオポルトにもこれを手紙で知らせますが、顔面蒼白で驚いたレオポルトはすぐにモーツァルトに返事を書いて、コロレド大司教に謝って許しを請うようにと指示します。
ところが、モーツァルトの決意は固く、父親の指示には従わず、逆に父親に同意を求める手紙を送っていたようです。モーツァルトの方ではコロレド大司教の下に戻る気はさらさらなかったようです。
しかし、大人だったのはコロレド大司教です。生意気なモーツァルトに対して売り言葉に買い言葉といった観が否めないこのやりとり、1ヶ月ほどすると、「ちょっと熱くなり過ぎたかな?」そう考えたらしく、モーツァルトの辞表をすぐには受理せず、しかも、同行していた部下のアルコ伯爵を仲介役としてモーツァルトの元に送るのでした。
ところが、これがいけなかった。未だ怒り冷めやらぬ若いモーツァルトに和解の意思は無く、 コロレド大司教の使いとしてモーツァルトを訪れたアルコ伯爵も、頑固なまでに復職を拒否するモーツァルトに腹を据えかねたのか、あろうことかモーツァルトを蹴り上げてしまうのでした!(それじゃあ仲介にならないじゃん)
これが決定的となり、モーツァルトは「解雇通知」を渡され、ザルツブルク宮廷から追い出される形で縁が切れる事になるのでした。
それでいいのか!モーツァルト!!もう後戻りできないぞ!!!ホントに大丈夫なのか!?
という訳でこのつづきはまた明日。
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今日は「神童」ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(第11話)です。
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100曲モーツァルト2=はかどる10枚3000円=オムニバス(クラシック), カペラ・イストロポリターナ, エトリンガー(リヒャルト), モーツァルト, ガロワ(パトリック), ショウ(ロデリック), スウェーデン室内管弦楽団, アンドレアソン(カタリナ), ネラト(ハラルト), 西崎崇子エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズこのアイテムの詳細を見る |
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コロレド大司教から呼び出されてウィーンへ向かうモーツァルト。今日はそのつづきからです。
(第11話)【モーツァルトvsコロレド大司教】
ところが、ウィーンに着いたモーツァルトはコロレド大司教からしてみれば、召使同然ですから、当然食事や住居もそれに伴う待遇になります。それに加え、大司教の指示に従った演奏活動や、突然の作曲依頼などなど、文字通りモーツァルトをこき使っていたにも係わらず、個々の演奏や作曲には適正な報酬も与えられなかったのでした。
しかしながら、モーツァルトに対するウィーンでの評判も次第に大きくなり、個人的な作曲依頼や演奏会への招待も受けるのですが、コロレド大司教からしてみれば、「片田舎の楽師が貴族たちの前で失敗でもしようものなら、いつ自分の身に災いが降りかかるとも限らない」と考えていたのでしょうか?
事あるごとにモーツァルトの演奏活動に制限をかけていきます。そんな状態で2ヶ月ほどウィーンで過ごしていると、さらにコロレド大司教はモーツァルトに突然ザルツブルクへの帰郷命令を出すのでした。「何でまた急に!?」と思ったモーツァルトが大司教を訪ねると、兼ねてからの鬱憤が大爆発するのでした。
「つまり、大司教はボクのことが不満なんですね。」
「何いぃ!お前、ワシの事を脅すつもりか?!出口はあっちだ!出て行け!!お前みたいな若造には用は無い!」
「ボクだって、もうアンタには用は無い!分かりました。明日、書面で提出します。」
こうしてモーツァルトは、ウィーンでまたしても「退職願」を提出するのでした。当然父レオポルトにもこれを手紙で知らせますが、顔面蒼白で驚いたレオポルトはすぐにモーツァルトに返事を書いて、コロレド大司教に謝って許しを請うようにと指示します。
ところが、モーツァルトの決意は固く、父親の指示には従わず、逆に父親に同意を求める手紙を送っていたようです。モーツァルトの方ではコロレド大司教の下に戻る気はさらさらなかったようです。
しかし、大人だったのはコロレド大司教です。生意気なモーツァルトに対して売り言葉に買い言葉といった観が否めないこのやりとり、1ヶ月ほどすると、「ちょっと熱くなり過ぎたかな?」そう考えたらしく、モーツァルトの辞表をすぐには受理せず、しかも、同行していた部下のアルコ伯爵を仲介役としてモーツァルトの元に送るのでした。
ところが、これがいけなかった。未だ怒り冷めやらぬ若いモーツァルトに和解の意思は無く、 コロレド大司教の使いとしてモーツァルトを訪れたアルコ伯爵も、頑固なまでに復職を拒否するモーツァルトに腹を据えかねたのか、あろうことかモーツァルトを蹴り上げてしまうのでした!(それじゃあ仲介にならないじゃん)
これが決定的となり、モーツァルトは「解雇通知」を渡され、ザルツブルク宮廷から追い出される形で縁が切れる事になるのでした。
それでいいのか!モーツァルト!!もう後戻りできないぞ!!!ホントに大丈夫なのか!?
という訳でこのつづきはまた明日。
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http://www.naxos.co.jp
エイベックスはポップス業界の王者でもあるけれど、クラシックに関してはナクソスと提携しているようです。
それより、私のブログのトラックバック荒らしがひどくなり、とうとう音楽関係以外のものを受け付けないよう事前承認設定してしまいました。悲しいものですね。モラルはきちんとして欲しいです。
CDも売り場に行けばその半数がモーツァルトの作品。というのは言いすぎかな?でもそれくらい多いですよね。
エイベックスって音はナクソスだったんですね。
なんとなくエイベックスのクラシックはビジュアル系なのかな?くらいにしか思ってなかったんですが、ナクソスと組んで値段が安くなるんだったら大歓迎ですね。
ブログやってると、たまに変なトラックバック付けられると悲しいですよね。古い記事に付けられると退治するのも一苦労です。