ある夫婦が殺された殺人事件の容疑者として逮捕され、
死刑を宣告された鏑木慶一(亀梨和也)が、
移送中に刑務官の隙をつき脱獄する。
テレビなどマスメディアでは鏑木の脱獄が大きく報じられ、
警察が全力で行方を追うも、鏑木を捕まえられずにいた。
一方、事件の被害者夫婦の夫の母親である井尾由子(黒木瞳)は若年性認知症を患っており、
事件のトラウマを抱えながら介護施設で療養している。
やがて、鏑木は逃走しながらも潜伏する先々で名前や姿を変え、
工事現場の作業員・野々村和也(市原隼人)やライター兼ディレクターの安藤沙耶香(貫地谷しほり)、
痴漢の冤罪被害に遭った弁護士の渡辺淳二(上川隆也)と出会い、
彼らを窮地から救っていく。
なぜ、鏑木は人々を救うのか──。
野々村たちは鏑木が指名手配中の死刑囚だと気付いたとき、
「彼は本当に殺人犯なのか?」と疑問を抱き始める。
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