☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
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来楽零さん『哀しみキメラⅡ』を読。

2006-09-20 | ■ら・わ行の作家
哀しみは、「中」から溶け出し。
やがてそれは、果てしない戦いとなる。

来楽零さん『哀しみキメラⅡ』とは

とか書いておきながら・・・。

哀しみキメラの続編也!」
この一言で、どうでしょう(笑)

「Ⅱ」の感想と紹介を書くというのは、とても難しいような・・。
たとえこの本のネタバレを書かなくても、
必然的に「Ⅰ」のネタバレにつながってしまうのでは・・。

評価だけかくと、私は好きです。
ただ、哀しみキメラの方がおもしろかった・・と思います!
時々はなたれる登場人物の一言一言が、かっこよかったり、じ~んときます。
ストーリーの展開や内容的に、多少つっこみたいところはありますが・・。
続編も読みます!な感じ。

たまにかく、雑感入り混じりの言葉だけは書きます。
ネタバレにはなってないと思いますが、(本書から一文書き抜きあり)
とにかく読みたくない人はもうここから回避!回避!




うまることのない空間。
その上に成り立つもの。
過去。未来。
なによりも、今にすべてを捧ぐ。

新たな傷。
許しを望まない心。
傷を治せば、それはいつか癒えるだろうか。
癒えることを望まなければ、癒えることはない。
それでもそこにある、受け止める小さな命。
伝わる心。

「・・・・・大事な、非常食」(本書P243l3)


ここから、ネタバレ。前作『哀しみキメラ』含むネタバレ注意!




十文字・・・・!
大好きだっただけに、
十文字がいないのが、悲しくてしょうがない。。

思い出話もちょこっとだけだし・・。
しかも何ナノあの微妙な受け答えは。
きー

あぁ、十文字・・戻ってきてほしい。。生きててほしかった。
いつか、今回のお母さんのように、敵に操られる形で、
十文字も3人の前に現れるのかな。悲しいな。

水藤さんが、どんどん黒っぽくなっていくのが、楽しいです。
今後最も注目されるところではないでしょうか(笑)
いや、本当は優しさが隠された黒さなのですが・・。
即行純ちゃんを蹴り飛ばしちゃうあたり(笑)いいですね。
水藤さんはあまり好みではなかったけど、
黒い水藤さんは歓迎です!(おい)

ところで。
今回最もつっこむべきところがあると思うのですが。
「純ちゃん、蛇がそんなに怖いの・・?綾佳の後ろに隠れんなよっ!」
(P46の絵!)
いや、本当は違うんだけどさ、絵を初めに見たときは、
「おい純ちゃん!なに綾佳たてにして、へびから隠れてんだよ!」
ってな構図にしか見えなかったよ・・(笑)。

あとはマサトくんが、懐いていくのがものっそいかわいかったですv
綾佳のお母さんっぷりも。
七倉さんの登場がうれしかった。
純が会いに行くっていうのも。。。
やっぱり、純だよな、なんて。

ただ、最後に女の子二人を戦わせたのは・・。
ちょっと悲惨?で見たくなかったな~なんて。
守くんの方が、私より断然大人だなぁ(笑)


続くようです。うれしいです。期待します。
どちらかといえば、展開どうのよりもキャラとか全体の設定が気に入ってる模様。
というか、作者の感じも好きな感じ。(感じ感じいいすぎ)

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