弱い文明

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シンポジウム「福岡事件のこれまで,そしてこれから」

2010年05月12日 | 死刑制度廃止
 福岡事件再審請求運動は5月20日より24日まで、今年のキャンペーンとして、熊本の生命山シュバイツァー寺に映画『デッドマン・ウォーキング』の原作者として知られるシスター・ヘレン・プレジャンを迎え、主に支援者を対象にしたセミ・クローズドの催しを連日行なう。

 そのうち、一般の人の参加を見込んでいるのが23日のシンポジウムと、その後の時間に予定されている石碑への署名だ。
 場所が場所だけに、近在の人以外は興味があっても足を運ぶのが難しい企画ではあるけれど、そのぶん中身の濃い経験ができることは請け合いだろう。逆に県内や近辺の人にとってはラッキーな企画でもある。ただし参加ご希望の方は、極力前もって下記の連絡先にその旨連絡をしてほしいとのこと(大きな会場ではないので定員があり、いろいろと受け入れの準備も必要)。
 福岡事件の概要については、最近リニューアルされた福岡事件学生の会のホームページを参考にしてほしい。

 以下、案内文より転載。

☆シンポジウム「福岡事件のこれまで,そしてこれから」

日時;5月23日(日)13:00~
場所;生命山シュバイツァー寺庫裏(熊本県玉名市立願寺584 バス停留所「玉名温泉前」からホテル「黄金館」方向に徒歩5分)
(※「料金」はいただきません.「カンパ」はお願いしますが…)

【第一部―福岡事件のこれまで】
 ・現在の福岡事件活動を示す映像上映
 ・スライドショ―を利用した学生の会報告(九州・関東)
 ・基調報告(関東学院大学学生) ― 2009年福岡事件裁判劇の紹介
 ・基調報告(福岡事件再審弁護団 八尋弁護士)―福岡事件から何を学ぶのか

 [休憩]

【第二部―福岡事件のこれから】
 ・基調報告(シスターヘレン・プレジャン)ーこれまでのシュバイツァー寺とのかかわり
 ・参加者討論会
 ・来場できなかった支援者からのメッセージ紹介

<シスター・へレンプレジャン プロフィール>
メダイユ聖ヨゼフ修道女会に属するカトリックのシスター。ルイジアナ刑務所に服役していた死刑囚との文通を通じ、カウンセラーとして死刑執行の現場に立会う。以来死刑問題に積極的に取り組み、近年は被害者支援組織も設立して活動を続けている。自身の体験を著した「デッドマン・ウォーキング」は93年に出版、12ヶ国語に翻訳されベストセラーとなる。96年には映画化、シスター役のスーザン・サランドンはアカデミー主演女優賞を受賞。02年には「The Death of Innocents」を世界で発売。拙寺主催のキャンペーンには今年で4回目の参加。


16:00より(予定)
☆石碑署名
(解説:2年前のキャンペーンの締めくくりとして、無実の死刑囚西武雄さんの命日に、桜の木を植樹しました。今回は今年の命日(6/17)に、西さんの句「叫びたし寒満月の割れるほど」を刻んだ石碑を建立する予定。その石碑の台紙に、この日のイベント参加者の署名をいただこう、というもの)
場所;シュバイツァー寺庫裏

その後,夕食(懇親会)予定

※ご参加いただける場合は,事前に下記連絡先まで,ご連絡ください.
 主催:生命山シュバイツァー寺 連絡先:090-7729‐8801(橋本)

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