日本に帰着しました。結構涼しくて、ホッとしています。今日から3日ほどまた暑くなりそうですが、地獄の集中講義が控えている来週前半は曇りで気温も低いようで、これまたホッ。もう来週から9月ですものね。9月はイベントがいろいろあるのですが、まずは張國榮(レスリー・チャン/1956.9.12~2003.4.1)の没後10年を記念するイベント「So in Love with Leslie」のご紹介を。公式サイトはこちらです。
「So in Love with Leslie」
9月16日 (月・祝)15:30開場/16:00開演
東京国際フォーラム ホールC
出演予定:ディック・リー、西島千博、関谷元子ほか
全席指定 ¥7,600 (税込)
チケット発売中~チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイド、e+(イープラス)、サンライズプロモーション東京(詳しくは公式サイトをどうぞ)
お問合わせ : サンライズプロモーション東京 0570-00-3337
主催・招聘:PROMAX inc.
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香港ではもちろん追悼コンサートやシンポジウムなどいろんなイベントがこの春以降行われています。上は、レスリーの研究家榮雪烟さんが送って下さった「”十年記・追憶張國榮的藝術生命”研討會」のカタログです。スキャンしたらすっかり色が変わってしまってすみません。本当はもっと落ち着いたベージュ系の色なのです。今年の3月30日(土)に香港の九龍湾で行われたので、参加なさったファンの方もいらっしゃるのでは、と思います。
榮雪烟さんがこれを送って下さったのは、実は中国語に訳された拙文「映画監督を目指した張國榮(立志做電影導演的張國榮)」が収録された本「盛世光陰 張國榮(A TIME TO REMEMBER, LESLIE CHEUNG KWOK WING)」(電影双周刊出版社、2005)が中国大陸で再版され、それを送ってきて下さったついででした。再版にあたっては、事前にきちんと「再録していいか」というお問い合わせがあり、「もちろん喜んで」とお答えした次第です。
最初の香港版は、大型本である上に中のレイアウトが凝りすぎていて、読みにくいやらコピーを取るのに苦労するやらで、ファン向けに作った豪華本という感じで落ち着いて読めませんでした。今度の中国版の張国栄芸術研究会編著「盛世光陰 張国栄」(中国出版集団・現代出版社、2013/本当は簡体字なのですがお許しを)はすっきりとしたレイアウトで読みやすく、本も軽いので助かります。また写真もたくさん使われていて、ファンにも嬉しい本です。値段も最初に出た香港版が138香港ドルだったのに対し、今回の中国版は48人民元とリーズナブル。ポスターのオマケも付いていますので、簡体字がOKの方はぜひレスリー論を読んでみて下さいね。
もう1冊榮雪烟さんが送ってきて下さったのが上の本です。宇文卿著「這麼遠那麼近」(北京連合出版公司、2013)で、2003年から1977年までさかのぼって、レスリーの様々な活動に対する論評が収録されています。資料の出典元が明記してあり、また最後にはフィルモグラフィー、ディスコグラフィー、受賞記録等々、様々な資料もついています。この本にもオマケの絵はがきが付いていて、中国の出版物は気前がいいこと、と思ってしまいました。
今回香港の本屋さんに行った時も、新たに出版されたレスリーに関する本が目に付きました。重いのでみんな船便で送ってしまったのですが、こんな本を買いました。
左から、繼續張國榮歌影迷國際聯盟/Red Missonの編集による「覇王別姫 賞析珍蔵本」(快樂書房)と「張國榮 音樂 人生」(快樂書房)、葉輝著「風繼續吹 張國榮十年祭」(品尊)、「不一様的煙花―張國榮音樂人生」です。写真があまりよくなくてすみません。
あと、これも榮雪烟さんが送ってきて下さった、レスリーの似顔絵付きパスポートケースの写真もどうぞ。右は「阿飛」だと思うのですが、ビミョーに似てませんね...。内側には、旅立つ姿のようなレスリーの写真が印刷されています。市販品なのかしら??
9月12日(木)はレスリーの57歳のお誕生日で、この日に合わせて香港に行かれる方も多いかと思います。よかったら本屋さんで、上に紹介した本をぜひ手に取ってみて下さいね。日本にいらっしゃる方は、「So in Love with Leslie」 で9月16日(月・祝)にお会いしましょう!