アジア映画巡礼

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香港映画:2023年興収トップ10

2024-01-17 | 香港映画

インド、韓国に続く、アジア映画の2023年興収トップ10は香港です。昨年も、香港政府が主催する香港映画祭「2023香港映画祭Making Waves」が開催されたのと、東京国際映画祭でも香港映画のミニ特集があったため、半数の作品が日本で上映済みです。ポスターと予告編を付けて、ご紹介しましょう。

2023年香港映画興収トップ10  (千ドル以下は四捨五入、以下同)
1.『毒舌弁護人~正義への戦い~(毒舌大状)』 公式サイト

   興収:11,506万HKドル 
   公開期間:1月21日~6月16日
   監督:呉煒倫(ジャック・ン)
   出演:黄子華(ダヨ・ウォン)、謝君豪(ツエー・クワンホウ)、王丹妮(ルイーズ・ウォン)、廖子妤(フィッシュ・リウ)、王敏徳(マイケル・ウォン)、何啓華(ホー・カイワ)
   ※2023香港映画祭Making Wavesで上映/公開

映画『毒舌弁護人~正義への戦い~』予告編

 

2.『年少日記(年少日記)』

   興収:2,346万HKドル
        公開期間:11月16日~(上映中)
   監督:卓亦謙(ニック・チェク)
        出演:盧鎮業(ロー・ジャンイップ)、鄭中基(ロナルド・チェン)、黄梓樂(ショーン・ウォン)
   ※2023東京国際映画祭で上映

【Chi-Eng SUB】上影节口碑佳作《年少日记》曝预告 聚焦原生家庭之殇

 

3.『死屍死時四十四』 

   興収:2,269万HKドル 
   公開期間:4月4日~6月28日
   監督:何爵天(ホー・チョクティン)
   出演:毛舜筠(テレサ・モウ)、鄭中基(ロナルド・チェン)、黄又南(ウォン・ヤウナム)、余香凝(ジェニファー・ユ)

《死屍死時四十四》終極預告 4月4日 笑出希望 Over My Dead Body Official Trailer

 

4.『白日之下』

   興収:2,112万HKドル
   公開期間:11月2日~上映中
   監督:簡君晉(ローレンス・カン)
   出演:姜大衛(デヴィッド・チャン)、余香凝(ジェニファー・ユ)、林保怡(ボゥイー・ラム)

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5.『超神経械劫案下』

 

   興収:3,262万HKドル
   公開期間:1月21日~4月29日
   監督:應智贇
   出演:張敬軒(ヒンズ・チョン)、王菀之(イヴァナ・ウォン)、白只(マイケル・ニン)、黄正宜(ボニー・ウォン)

《超神經械劫案下》終極正式預告‼️

 

6.『ホワイト・ストーム 世界の果て(掃毒3:人在天涯)』

 

   興収:1,622万HKドル 
   公開期間:7月27日~9月13日
   監督:邱禮濤(ハーマン・ヤウ)
   主演:古天樂(ルイス・クー)、劉青雲(ラウ・チンワン)、郭冨城(アーロン・クォック)、林雪(ラム・シュー)、羅嘉良(ロー・ガーリョン)
   ※2023香港映画祭Making Wavesで上映

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7.『別叫我”賭神”』

   興収:1,302万HKドル 
   公開期間:6月29日~9月10日
   監督:潘耀明(アンソニー・プン)
   出演:周潤發(チョウ・ユンファ)、袁詠儀(アニタ・ユン)、方中信(アレックス・フォン)、廖啓智(リウ・カイチー)

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8.『マッド・フェイト(命案)』 

   興収:1,170万HKドル 
   公開期間:4月20日~7月13日
   監督:鄭保瑞(ソイ・チェン)
   出演:林家棟(ラム・カートン)、楊樂文(ヨン・ロッマン)、呉玉壽(ン・ティンイップ)、陳湛文(ピーター・チャン)
   ※2023香港映画祭Making Wavesで上映

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9.『風再起時(風再起時)』

   興収:1,126万HKドル 
   公開期間:2月17日~5月17日
   監督:翁子光(フィリップ・ユン)
   出演:郭冨城(アーロン・クォック)、梁朝偉(トニー・レオン)、譚耀文(パトリック・タム)、許冠文(マイケル・ホイ)
   ※2023香港映画祭Making Wavesで上映

《風再起時》 預告 Trailer | 主演:郭富城、梁朝偉、杜鵑 | 特别演出:許冠文、春夏 | 聯合演出:譚耀文、金燕玲、吳卓羲、張繼聰 |梁朝偉榮獲亞洲電影大獎最佳男主角|翁子光導演編劇

 

10.『醸魂』

   興収:1,035万HKドル 
   公開期間:8月24日~12月6日
   監督:岑嘉彦
   出演:盧瀚霆(アンソン・ロー)、陳紫萱、朱栢康(トミー・チュー)、呉肇軒(ン・シューヒン)

【《#釀魂》It Remains 正式預告報到❗️ 8月24日 解放心魔】

            

昨年の香港映画は、新作公開本数が全部で44本。1月19日の甄子丹(ドニー・イェン)主演作『シャクラ』(日本ではただ今絶賛公開中。公式サイトはこちら。なお、「シャクラ(शक्र Śakra)」とは帝釈天、つまりインドラ神のことです)に始まり、12月30日公開の荘文強(フェリックス・チョン)監督の『金手指』(何と、梁朝偉(トニー・レオン)と劉徳華(アンディ・ラウ)が共演!)まで、50本に届かない作品しか公開されていない、という状況は寂しい限り。映画・演劇界がコロナ禍からまだ立ち直っていない、コロナ禍が落ち着いた今、人々は映画よりも海外旅行などを求めている、等々の複合要因で、香港映画はいまだ苦戦中と分析されています。興収総額はコロナ禍前の2019年と比べると25%減だそうで、昔日の勢いを取り戻すにはまだまだ時間がかかりそうです。龍の年2024年はどうなるでしょうか? 加油(がんばれ)香港電影!

 


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