チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

<1月15日(月)の辺野古海上行動>護岸工事を止めるために、海に飛び込み、頑張り続けるカヌーメンバーら

2018年01月15日 | 沖縄日記・辺野古

 1月15日(月)、早朝から辺野古へ。汀間漁港からMさんと「平和丸」で大浦湾に出た。他には、「勝丸」「美ら海」、そして辺野古からは「ブルーの船」。カヌーは10艇だった。

 冬型の気圧配置はやっと崩れ、先週からの厳しい寒さは収まったのだが、風が強い。大浦湾の航路入口付近ではうねりが高く、波しぶきを浴びてびっしょりと濡れてしまった。それでも海は日射しを受け、見事なコバルトブルーに輝いている。

 長島の間を抜け、辺野古側に出た。すぐにK1護岸の工事現場に向かう。すでにカヌーメンバーが頑張っている。フロートの中には海保のボートがぎっしりと待ち構えているのだが、フロートにカヌーを乗せ、突入のチャンスをうかがう。

 

  Tさんがフロートを超え、カヌーを内側に入れた。海保のボートが大慌てでやってくる。

  Tさんは海保を振り切り、なんとかフロートの中でカヌーに乗り込んだ。

  Tさんは、一気に工事現場に向かって漕ぎ続けた。挙をつかれた海保が慌てて追いかける。

  Tさんは、内側のフロートに着き、カヌーから立ち上がるとそのままフロートの中に飛び込んだ。慌てて飛び込んだ海保に拘束されたが、それでも少しの間、工事は止まった。

  続いてNさんもフロートの内側にカヌーを入れ、漕ぎ始めた。

  海保が追いかけるが、Nさんはうまく戻り、拘束は逃れた。皆、経験を重ね、うまくなっている。

  小柄なYさんも、フロートの上に立ち上がり、カヌーを入れるチャンスを伺っている。

 フロートの内側で海保に拘束されたYさん。

  Yさんは、海保に拘束されながらも、必死に「工事を止めてください! 辺野古の海を壊さないでください!」と叫び続けた。

  Aさんは、カヌーを置き、そのままフロートの内側に飛び込んで泳ぎ始めた。

  飛び込んだ海保に拘束されたAさん。

  強い寒波は去ったとはいえ、まだまだ厳しい寒さの中で、皆、海に飛び込み、なんとか工事を少しでも止めようと頑張っている。カヌーメンバーらの奮闘には頭が下がる。

 

 風がますます強くなり、帰途の大浦湾が厳しくなりそうなので、汀間から出てきた抗議船は戻ることとなり、昼前に行動を終えた。

 午後はゲート前へ。今日は人数が少ないが、聞くと、北部訓練場のメインゲートを封鎖するグループ、そして国頭や本部の砕石場の前でダンプトラックに抗議するグループもいたという。機動隊も、あちこちの対応に追われ、対応が遅れているようだ。そして、もちろん名護市長選の運動をしている人たちも多い。

 その後、名護市の文化課へ。辺野古崎先端近くの長崎兼久遺物散布地での文化財調査について聞いた。2月頃から約9ヶ月ほどの予定で、以前、碇石が見つかった周辺の陸上部、海上部での発掘調査が始まる。防衛局は、調査期間中、この部分での工事はできない。

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 辺野古新基地建設事業の環境... | トップ | 三宅弁護士、高江ヘリパッド... »
最新の画像もっと見る

沖縄日記・辺野古」カテゴリの最新記事