先日のブログで、政府が奄美大島から辺野古埋立用の土砂を調達する方針を出したという報道について説明した。
設計変更申請の審査の過程で防衛局は県に対して、「現時点で、県外からの調達は考えていません」と文書回答しているので、県外からの土砂調達に転じるというのはにわかには信じがたい。しかも県外から埋立土砂を調達する場合、沖縄県の特定外来生物の侵入を阻止するための条例(以下、「土砂条例」)が適用される . . . 本文を読む
沖縄南部地区の遺骨混りの土砂を辺野古埋立に使用することは人道上、許されないという声が高まっているが、国が設計変更申請を代執行で承認したことにより、強行される可能性が出てきた。
南部地区の土砂は、東ルートは中城湾港、西ルートは那覇周辺の港までダンプトラックで陸上搬送され、そこから、大浦湾まで海上搬送される。防衛省交渉等で「『那覇周辺の港』とは具体的に何処か?」と質問を繰りかえしたが、防衛省は、 . . . 本文を読む
昨日(3月3日・日)、糸満市・魂魄の塔横で始まった熊野鉱山の開発現場を見にいった。
米須から国道を右折して少し行くと、正面の山が大きく削られ、山肌が剥き出しになった光景に驚く。
一帯は魂魄の塔をはじめ、先の大戦の戦没者を弔う各地の慰霊碑が祀られた米須霊域である。そのすぐ横で、こんな荒っぽい方法で鉱山の開発が始まってしまった。これから本格的な採掘が始まれば、土砂・石材を満載したダンプトラッ . . . 本文を読む
辺野古・設計変更申請が昨年12月28日、国土交通大臣によって知事に代わって承認されてしまったので、大浦湾での工事が始まり、今後、沖縄南部地区からの辺野古への土砂調達も可能となってしまった。
防衛省は、「沖縄戦の戦没者の遺骨が混じった土砂を米軍基地の埋立に使うことは人道上、許されない」という批判に対して、「土砂の調達先は決まっておりませんが、このような歴史のある沖縄において、御遺骨の問題は真摯 . . . 本文を読む
2月6日、遺骨収集ボランティア・ガマフヤーの防衛省交渉では、遺骨混りの沖縄南部地区の土砂調達問題だけではなく、現在、大浦湾で始まっている海上ヤード工事等の問題点についても追及した。
昨日のブログでは、南部の土砂問題についての質問・回答についてまとめたが、ここでは石材の洗浄等、工事の問題点についての交渉経過を報告する。
なお、2月6日の防衛省交渉でも問題とした、実施設計や環境保全対策の事前 . . . 本文を読む
2月6日(火)、衆議院議員会館で遺骨収集ボランティアガマフヤー・具志堅隆松さん主催の防衛省交渉が行われた。大雪が予報されていたため、当初の予定を急遽変更し、5日の早朝のフライトで羽田に向かった。
午後から雪が深々と降り始め、辺り一面が白くなっていった。こんな光景の中を歩いたのは何年ぶりだろう。
5日の夕刻、事前に出していた詳細な質問書に対する文書回答が届いたのでその検討作業に . . . 本文を読む
2月6日(火)、遺骨収集ボランティア・ガマフヤーの主催で防衛省交渉が行われます。
2月6日(火) 正午~午後2時(開場:午前11時半
衆議院第1議員会館 国際会議室
既に防衛省に提出している質問書は下記のような内容です(原文は末尾に全文掲載)。沖縄南部地区からの遺骨混りの土砂調達の中止を求めることが中心ですが、本年1月から始まった大浦湾での工事の問題点他についても . . . 本文を読む
1月25日(木)、具志堅隆松さん、南部地区の島ぐるみ会議のメンバーらの沖縄県土木建築部長に参加した。
具志堅さんは1月10日から3日間、県庁前広場でハンストを行い、知事が、遺骨混りの南部地区の土砂を辺野古の埋立てに使用させないよう防衛局を指導するよう求めた。ハンスト期間中に県との意見交換を求めていたが、25日にやっと実現した。
防衛局は南部地区からの土砂調達について、遺骨問題や環境問題を . . . 本文を読む
遺骨混りの土砂採掘で問題となった糸満市・「魂魄の塔」横の熊野鉱山の開発事業が始まってしまった。しかし私たちは、農地法違反の疑いがあるということで、この間、糸満市農業委員会への申入れを続けている(11月8日の本ブログ参照)。
11月27日(月)にも、糸満市議の方にも同席してもらって農業委員会事務局長らと話し合った。
熊野鉱山の開発範囲内には、2筆の農地(地番1485、1481-2 . . . 本文を読む
昨日(11月7日・火)は、午前中、開発が始まった「魂魄の塔」横の熊野鉱山の問題について、糸満市議2名に同席してもらい、糸満市農業委員会への申入れを行った。糸満市農業委員会は事務局長ら2名が対応してくれた。
熊野鉱山の開発届出範囲内には、2筆の農地(地番1485、1481-2)が残っている。これはコーラルファームという法人の所有地で、地目は「畑」である。コーラルファームは農業を行うためとして農 . . . 本文を読む
昨日(10月21日・土)、沖縄平和市民連絡会のバスで、糸満市・平和祈念公園で開かれたオール沖縄会議主催の「遺骨の眠る土砂を埋立てに使わせない!県民集会」に参加した。
具志堅隆松さん、徳田博人教授、国会議員・県会議員らの訴えに続いて、デニー知事の、「戦没者の遺骨が残されている可能性がある場所から採取した土砂の使用は人道上あってはならない。県は引き続き遺骨収集に取り組んでいく」という . . . 本文を読む
糸満市・米須の「魂魄の塔」横の熊野鉱山の事業がとうとう始まった。今日(9月19日)の新聞の報道を見て、すぐに現地に駆けつけた。
鉱山からの土砂搬出道路が北側の農道に向けて造成される(下の地図参照)。県が9月11日、その道路部分の農地一時転用申請を許可したため、開発業者は昨日から北側農道付近での造成工事に着手した。今日は作業員はもういなかったが、内側の農地に大きな重機が置かれ、農道への取付部 . . . 本文を読む
糸満市「魂魄の塔」横で、遺骨混りの土砂が採掘されるということで問題となった熊野鉱山は、知事が土砂搬出道路の農地一時転用申請を許可すればいよいよ事業が始まるという段階に入っている。
所管の県農林水産部農政経済課から連絡があり、今日(8月21日・月)、具志堅隆松さん、ガマフヤー支援者の会、糸満市議、八重瀬町議ら7名で説明を受けた。
7月10日にも、県は我々を呼び、「許可の方針」だと伝えた。し . . . 本文を読む
7月15日(土)は当初、糸満市・平和創造の森公園でオール沖縄会議の「遺骨が眠る南部の土砂で辺野古を埋めるな! 政府は戦没者の尊厳を護れ --- 7.15県民集会」が予定されていた。しかし、沖縄でのコロナ禍が深刻な状況となってきたため、残念ながら9月以降に延期となった。
それでもいくつかのグループから、せっかく予定していたので現地に行きたいという連絡があり、ガマフヤー支援者の会とうるま市島ぐる . . . 本文を読む
7月10日、県が熊野鉱山の土砂搬出道路の農地一時転用許可問題について説明 --- 「関係法令上の問題点が残ることから再度、確認する」と言明 /// 夜はヘリ基地反対協の学習会で当面の工事の問題点を説明
南部の遺骨混りの土砂採取で大きな問題となった糸満市「魂魄の塔」横の熊野鉱山開発問題は重大な局面を迎えようとしている。
現在、熊野鉱山からの土砂搬出道路の農地一時転用申請が出されており、知事が許可すればいよいよ鉱山の開発が始まる。所管の県農林水産部から審査の現状を説明をしたいという連絡があったので、昨日(7月10日、具志堅隆松さんやガマフヤー支援者の会のメンバーら5名で県庁に行き、田代統括監、 . . . 本文を読む