チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

大浦湾での攻防が始まった!---海保の船団が抗議のカヌーを拘束

2014年07月27日 | 沖縄日記・辺野古

 7月27日(日)朝、どうしても済まておかなければならない仕事があったので、少し遅れて午前9時過ぎに辺野古に向かった。座り込みテントに着くと、皆、緊張した顔をしている。聞くと、大浦湾で2隻のカヌーが拘束され、1人はまだ解放されていないという。対応策を相談しているときに、その1人も戻ってきたのでほっとする。

 午後、平和丸に乗り、大浦湾の浮き桟橋の工事現場に向った。

 現場に近づくと、海保のゴムボートがフルスピードで近づいてきた。

 海保は、マイクで我々に威圧を続けた。「ここから先は工事をしていますので、危険ですからこれ以上近づかないでください。」

 しかし我々が、「規制する法的根拠は何か?」と問い合わせても、何の返答もない。海上保安庁法18条では、「犯罪が正に行われようとするのを認めた場合又は天災事変、海難、工作物の損壊、危険物の爆発等危険な状態がある場合であって、人の生命若しくは身体に危険が及び、又は財産に重大な損害が及ぶおそれがあり、かつ急を要するときは、次に掲げる措置を講じることができる。2 航路を変更させ、又は船舶を指定する場所に移動させること。」と定められているにすぎない。「工事現場に近づくと危険です」というだけで、船の進路を変えさせることはできない。もう1隻の船には、弁護士さんも乗船し、海保に抗議したが、海保は全く答えることができないまま、それでも我々の進路を妨害し続けた。

 工事現場に近づくと、海保のゴムボートが10隻、巡視船が2隻が近づき、我々の航路を遮る。

「平和丸の船長さん、船長さん。これ以上、海岸に近づかないでください。これ以上近づかれると、ゴムボートを接弦し、海上保安庁の職員が平和丸に乗り込んで進路を変えます。平和丸の船長さん、聞こえていますか?」

 仮設桟橋の工事をするのなら、少なくとも防衛局が警戒船を雇ってガードすべきだろう。しかし警戒船は1隻も出ていない。海上保安庁が、何故、防衛局の下働きをするのか?

 それでも今日1日で長さ70mほどの浮き桟橋が作られてしまった。

押さえつけられてる。酷い。

 我々のカヌーを拘束した海上保安庁のゴムボート(撮影Yさん)。この不当拘束も、海保は「安全の確保」と主張するだけで、何の法的根拠もない。

 今日の抗議行動には、ウミンチュがサバニ(沖縄の伝統的な漁船)で駆けつけてくれた。

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