5月22日(水)、今日は、沖縄平和市民連絡会の高江便の運転。
午前11時から、高江住民の会による東村伊集村長への要請行動に参加した。村は、10名の東村住民しか部屋に入れず、20名ほどの支援者は、廊下から話し合いの様子を見守った。
申入事項は次の3点だった。
①完成したといわれているヘリ/オスプレイパッドの使用禁止を求めること
②次に進められようとしているヘリ/オスプレイパッド建設計画の撤廃
③ノグチゲラ営巣期間のヘリ/オスプレイの飛行および銃器による訓練の禁止
今年2月にも、住基ネットの村長への要請行動に参加させてもらったが、今日の村長は、そのときよりもずっとひどい対応だった。
村長:「SACOの最終合意で北部訓練場の過半の返還のために、ヘリパッド移設が条件となっている。やんばるの自然を守るためにも、ヘリパッド建設は避けられない。」、「ヘリパッドはオスプレイを対象にした建設計画ではない。」
このような村長の対応に、住民の会のメンバーらが懸命に訴えるが、まるで聞く耳を持たない。「高江の小学校の上をオスプレイが低空飛行で飛んでいる。」と訴えても、「村としては確認していない。」と開きなおる。「2月に村長がN4内の土砂崩落現場の立入調査に来た際も、すぐ上をオスプレイが飛んでいたではないか。」と聞いても、「それは知らない」と逃げてしまう。
そして、15分が経過したとたん、県の職員が、「もう約束の時間です。」と言って、一方的に話し合いを打ち切ってしまった。
伊集村長は、もともとヘリパッド容認だったが、昨年夏、オスプレイが来る前には、その態度をかなり変えていた。当時、村長は、「オスプレイでは合意しておらず、前提が違ってくるので、これまで通りの移設容認というわけにはいかなくなる。SACO合意や環境アセスの再確認ややり直しが必要だ。」、「オスプレイが配備されるのであれば、ヘリパッド移設見直しも含めて再検討しないといけない。」(2012.7.16沖縄タイムス)などと明言していたのだ。
それにもかかわらず、実際に高江に頻繁にオスプレイが飛来しているにもかかわらず、これらの見解を投げ捨ててしまったのだ。「過半の返還のために、高江の住民は犠牲になれ」というのか。
(住民の会との話し合いの後、テレビの取材に応える伊集村長)
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午後は、水曜日恒例の古堅実吉さんの学習会。今日は、「米軍占領下の沖縄と県民のたたかいについて(その4「後半」)(復帰への道を開いた60年代の壮大なたたかい)」
教公2法阻止の立法院包囲闘争の説明になると、古堅さんの声は、ますます熱っぽくなってきた。