10月24日(月)、今日も30数名の人たちがヘリパッド工事を監視するために山に入った。 尾根筋をしばらく歩き急な坂を降りると、気持ちのよい谷に入る。本土の谷なら岩魚でも釣れそうな清流だ。少し下って対岸を登りきるとちょうどH地区のヘリパッド工事現場に着く。
鬱蒼としたイタジイの森を抜けると巨大なヘリパッドが現れた。(下の写真の左側に出てくる)
2016.10.22 琉球新報WEB版
ヘリパッド周囲には暴風ネットがあるのだが、その上部に有刺鉄線を張り巡らせて中に入れないようにしている。外側から工事のやり方等について監視を続ける。
ヘリパッドの左側にかなり深い急な谷がある。この谷の盛土はかなり手間取りそうだ。豪雨でも来ると、赤土がぬかるみ、もう収拾がつかなくなるだろう。
フェンス沿いに中の作業員や防衛局職員らに抗議。
ふと谷の下流を見るとかなりの赤土が流れている。一番下には「ふとんかご」と土砂流出防止柵が設置されているのだが、それらが全く機能していないのだ。本来なら「釜場」のようなものを作って濁水処理プラントを設置し、きれいになった水をポンプアップして谷に放流する必要がある。
もし今後、大雨でも来れば、この谷にはさらに大量の赤土が流れ出るだろう。
午後、少し上って工事用道路の様子を見にいった。工事用道路には全域にわたって進入防止用の柵が設置され、上部には鋭利な有刺鉄線が巻かれている。かなりの手間暇をかけて柵を設置したようで呆れる。
4トンダンプで砕石を運んでいるのだが、全ての車両は積載オーバーだ。また、サイドのミラーがない車やミラーが壊れてしまった車もある。基地の中だからといってこんなことが許されるはずはない。
この車は左側のサイドミラーがない。大勢の警察官たちが警備にきているのだが、積載オーバーも整備不良車だと訴えても、全く知らぬ顔だ。